じゅうさんにんのしゅら【十三人の修羅】
古川薫による歴史小説。英国公使館焼き打ち事件に参加した長州藩士、瓜生慎蔵を主人公に、幕末の動乱を描く。昭和52年(1977)刊行。直木賞候補作。
じゅうさんねん‐ぜみ【十三年蝉】
周期ゼミの一。13年ごとに発生する。
じゅうさんばんめのペルソナいそら【十三番目の人格ISOLA】
貴志祐介の小説。平成8年(1996)、第3回日本ホラー小説大賞で長編賞佳作を受賞した著者のデビュー作。受賞時のタイトルは「ISOLA」。阪神・淡路大震災と多重人格を主題とする。平成12年(200...
じゅうさん‐ぶつ【十三仏】
年忌追善に際し、初七日から三十三回忌までの13回に配当して供養する仏・菩薩(ぼさつ)。南北朝時代に成立した信仰。
じゅうさん‐まいり【十三参り】
京都地方で、陰暦3月13日(現在は4月13日)に、13歳の少年・少女が知恵を授かるため、嵯峨法輪寺の虚空蔵(こくうぞう)に参詣すること。もとは境内で売っている13品の菓子を買い、虚空蔵に供えたの...
じゅうさん‐めいか【十三名家】
公家の中で、大納言まで昇進できる家柄。日野・広橋・烏丸・柳原・竹屋・裏松・甘露寺・葉室・勧修寺(かんじゅじ)・万里小路(までのこうじ)・清閑寺・中御門(なかみかど)・坊城の各家の総称。十三家。
じゅうさん‐もんぜき【十三門跡】
13の主要な門跡寺院。天台宗の輪王寺・妙法院・聖護(しょうご)院・照高院・青蓮(しょうれん)院・梶井宮(かじいのみや)(三千院)・曼殊(まんじゅ)院・毘沙門(びしゃもん)堂・円満院、真言宗の仁和...
じゅうさん‐もんぱ【十三門派】
1 日本の禅宗の、13の宗派。臨済宗の建仁寺・永源寺・建長寺・東福寺・円覚寺・南禅寺・大徳寺・妙心寺・天竜寺・相国寺・仏通寺・万福寺の各派と、曹洞宗の永平寺派。 2 「十三宗1」に同じ。
じゅうさん‐や【十三夜】
1 陰暦13日の夜。 2 陰暦9月13日の夜。8月15日夜の十五夜に次いで月が美しいとされ、「後(のち)の月」という。十五夜の月を芋(いも)名月というのに対し、豆名月・栗名月ともいう。《季 秋》...
じゅうさんや【十三夜】
樋口一葉の小説。明治28年(1895)発表。不幸な結婚をしたお関を通し、封建的な社会の矛盾を女性の立場から描く。