ふう‐じ【諷示】
[名](スル)《「ふうし」とも》ほのめかすこと。暗示。「到底駄目であると遠廻しに—して居た」〈左千夫・野菊の墓〉
ふう‐じん【風神】
風をつかさどる神。ふつう、裸形で風袋をかついで空を駆ける姿に描かれる。寺内では、千手観音の二十八部衆に付して雷神とともに安置される。風の神。→風天(ふうてん)
ふうらいぼうたんていあかいたにのさんげき【風来坊探偵赤い谷の惨劇】
深作欣二監督による映画の題名。昭和36年(1961)公開。同監督の初監督作。飛行機墜落事故にまつわる謎を青年探偵が暴くサスペンスアクション。出演、千葉真一、曽根晴美、北原しげみほか。
ふけ【更/深】
1 深くなること。夜・季節・年月などがふけること。「夜—」「はかなくもわが世の—を知らずしていざよふ月を待ちわたるかな」〈千載・雑上〉 2 (深)「深田(ふけた)」の略。〈和英語林集成〉→ふかだ...
ふけら・す
[動サ四]物や姿を隠す。わからなくする。「ただしもう金は—・したか」〈浄・千本桜〉
ふさぶさ‐し・い
[形]《近世語》 1 大げさである。仰々しい。「ちっと—・いが百千万と書いてくだんせ」〈咄・鹿の子餅〉 2 図太い。厚かましい。「うぬが自由にさせるものか、—・い」〈人・辰巳園・四〉
ふしん‐あん【不審庵】
1 京都市上京区の表千家の家元邸内にある茶室。千少庵(せんのしょうあん)が利休の三畳台目(だいめ)を復興したのが始まり。現在のものは大正3年(1914)に建築したもの。 2 茶道流派、表千家のこと。
ふじい‐でら【葛井寺】
大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の寺。山号は紫雲山。旧称は剛琳寺。西国三十三所第5番札所。行基の開山、大同年間(806〜810)に阿保親王の再興と伝えられる。本尊の千手観音は天平時代の乾漆像で国...
ふじの【藤野】
姓氏の一。 [補説]「藤野」姓の人物藤野可織(ふじのかおり)藤野千夜(ふじのちや)
ふじ‐まめ【藤豆/鵲豆】
マメ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉は3枚の小葉からなる複葉。夏から秋、紫色か白色の蝶形の花が咲く。莢(さや)は鎌形で、黒色の豆が数個入る。若い莢は食用。熱帯地方の原産で、栽培される。千石(せん...