ぞく‐ご【俗語】
1 文章語や雅語に対して、世間で日常的に用いる言葉。口語。 2 あらたまった場面では使われないような卑俗な言葉。「てめえ」「やばい」の類。スラング。 3 「俗諺(ぞくげん)」に同じ。「奢(おご)...
ぞく‐ぶん【俗文】
1 日常的な言葉を用いた文章。 2 内容の卑俗な文。
ぞく‐ろん【俗論】
世俗のつまらない意見。卑俗な議論。
ぞっ‐けん【俗見】
俗人の見識。卑俗な考え。
ちょんがれ‐ぶし【ちょんがれ節】
江戸時代の大道芸・門付け芸のちょんがれでうたわれた歌。錫杖(しゃくじょう)や鈴などを振りながら、卑俗な文句を早口にうたった。浮かれ節・浪花節の前身という。
つきなみ‐は【月並派】
月並み会を催して陳腐・卑俗な俳句を作りつづけている旧派の俳人たちをあざけっていう語。
つめ
文楽人形の首(かしら)の一。捕り手・腰元・群集など男女の雑多な端役に用いる。素朴・卑俗・こっけいな表情をしたものが多い。ふつう一人で遣う。
ひ【卑】
[常用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]いやしい いやしむ いやしめる 1 身分や地位が低い。価値が劣る。「卑賤(ひせん)・卑属・卑金属/尊卑」 2 品性が劣る。下品だ。「卑俗・卑劣・卑猥(ひ...
む‐しん【無心】
[名・形動] 1 無邪気であること。また、そのさま。「—の勝利」「—な子供」 2 意志・感情などの働きがないこと。「—の草木」 3 仏語。 ㋐心の働きが休止していること。 ㋑一切の妄念を離れた...
むしん‐たい【無心体】
和歌・連歌で、機知を主とした、こっけい・卑俗な風体。むしんてい。⇔有心体(うしんたい)。