なん‐ぶ【南部】
ある地域の南の部分。「合衆国—」
なんぶ【南部】
陸奥(むつ)の豪族南部氏の旧領地で、現在の青森県東半分から岩手県中部にわたる地域の称。特に、盛岡をいう場合もある。
なんぶ【南部】
姓氏の一。 [補説]「南部」姓の人物南部忠平(なんぶちゅうへい)南部陽一郎(なんぶよういちろう)
なんぶ‐アフリカ【南部アフリカ】
アフリカ南部を占める地域。ボツワナ・ナミビア・南アフリカ共和国・エスワティニ・レソトからなる。大半をステップ気候が占めるが、南端のケープタウン周辺は地中海性気候がみられる。17世紀以降、イギリス...
なんぶ‐うし【南部牛】
旧南部藩領で物資運搬のため飼われていた牛。春から秋まで放牧し、冬は畜舎で飼う夏山冬里方式で飼養された。 [補説]肉用牛の日本短角種は、明治期以降に日本在来種の南部牛と外国種のショートホーン種など...
なんぶ‐うしおいうた【南部牛追い唄】
岩手県の民謡。西和賀(にしわが)町沢内地方の米を牛の背にのせ、南部藩の米蔵のある盛岡などに運ぶ際に牛方たちが歌ったもの。
なんぶ‐うま【南部馬】
南部地方から産する馬。体が大きく強健。
なんぶ‐うまかたぶし【南部馬方節】
岩手県東部の民謡。下閉伊(しもへい)・上閉伊地方の馬子唄。博労(ばくろう)が馬市への往復に、馬を曳(ひ)きながら歌ったもの。
なんぶ‐おり【南部織】
南部地方から産する紬(つむぎ)・縮緬(ちりめん)などの織物。
なんぶ‐がま【南部釜】
盛岡一帯で鋳造される茶の湯釜。延宝(1673〜1681)ごろに京都の釜師小泉仁左衛門清行が盛岡に移り、黒木山の鉄、北上川の砂鉄で鋳造を開始したとされる。