はかた‐ドンタク【博多どんたく】
福岡市の年中行事。正月の松囃子(まつばやし)に始まるが、現在は港祭りを統合して5月3〜4日に行われる。福神・大黒などの練り物が出て古風な唱え言をするほか、さまざまな芸能が行われる。→ドンタク
はかた‐にわか【博多俄】
博多地方で行われる即興の寸劇。目かずらをつけるのが特徴。盆踊りから発生し、幕末から明治にかけて流行。→俄狂言
はかた‐にんぎょう【博多人形】
博多地方から産する人形。粘土を素焼きにして彩色を施したもの。能・歌舞伎・浮世絵などから取材したものが多い。
はかた‐の‐つ【博多津】
福岡市の博多港の古称。坊津(ぼうのつ)・安濃津(あのつ)とともに三津(さんしん)の一。
はかた‐ひら【博多平】
袴(はかま)地に織った博多織。
はかた‐ぶし【博多節】
福岡県の民謡で、博多の座敷歌。「ドッコイショ」の囃子(はやし)が入る古い博多節と新しい正調博多節とがある。前者は明治中期に島根県石見(いわみ)地方から門付け芸人がもたらし、後者は大正時代に下関付...
はかた‐わん【博多湾】
福岡県北西部、糸島半島と海ノ中道、志賀島(しかのしま)に囲まれる湾。湾口に玄界島、湾内に能古島(のこのしま)があり、南岸は福岡市。元寇(げんこう)の古戦場。
はく【博】
[音]ハク(呉)(漢) バク(慣) [訓]ひろい [学習漢字]4年 〈ハク〉 1 広く行き渡る。広く諸事に通ずる。「博愛・博士(はくし)・博識・博覧/該博・広博」 2 「博士」の略。「医博・文...
はく‐あい【博愛】
すべての人を平等に愛すること。「—の精神」
はくあい‐しゃ【博愛社】
明治10年(1877)の西南戦争時に、佐野常民(さのつねたみ)・大給恒(おぎゅうゆずる)らが中心となり、傷病者救護を目的として組織した団体。明治20年(1887)日本赤十字社と改称。