エービーシーディー‐ほういじん【ABCD包囲陣】
太平洋戦争直前、米国・英国・中国・オランダの4か国が、南進する日本に対抗して形成した対日経済制裁を主とした封鎖網。日本政府が対外危機感をあおるため宣伝した語。ABCDはAmerica, Brit...
きき‐いしき【危機意識】
1 危機が迫っているということを感じること。危機感。 2 既成の秩序や価値観が崩壊しつつあることを認識し、これに対処しなくてはならないとする自覚。
くさび【楔/轄】
1 木や金属で、一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように作ったもの。木材・石材を割るとき、重い物を押し上げるとき、差し込んだ材が抜け落ちるのを防ぐときなどに用いる。責め木。 2 車軸の端の...
せかい‐こっか【世界国家】
世界全体を単一の政府のもとに統一し、全人類を一国民とする理想的な国家。この思想は古くからあったが、特に、第二次大戦後、核兵器の危機感から具体的に唱えられた。世界連邦。世界政府。
だれだはなぞのをあらすものは【誰だ?花園を荒す者は!】
中村武羅夫の文芸評論。昭和3年(1928)「新潮」誌に発表。純文学という花園の文学的純粋性を、政治性をもって荒そうとするプロレタリア文学への危機感を表明している。