かいか‐どんぶり【開化丼】
どんぶり飯に、牛肉とタマネギの卵とじをのせたもの。明治初期に入ってきたタマネギと、一般に禁忌だった牛肉を新しく使ったところからいう。
かいこ‐が【蚕蛾】
鱗翅(りんし)目カイコガ科のガ。全身白色で胴が太く、翅(はね)をもつが飛ぶことはできず、口も退化している。繭を作ってから20日余りで繭に穴をあけて出て、すぐ交尾に入り卵を産む。寿命は1週間ほど。...
かいこ‐の‐うじばえ【蚕の蛆蠅】
ヤドリバエ科のハエ。体長約1.5センチ。体は黒色で、腹の側部は赤褐色。桑の葉に卵を産み、それを食べた蚕に寄生し、蚕がさなぎになってから繭に穴をあけて出る。蠁蛆(きょうそ)。
かいしょう‐ひん【醢醤品】
魚介類の肉・内臓・卵などを塩漬けにし発酵させた食品。塩辛(しおから)の類。
かい‐じんどう【甲斐神頭】
シソ科の多年草。山地に生え、高さ20〜40センチ。茎は赤紫色を帯び、全体に白い毛を密生する。葉は卵形で、対生。初夏、紅紫色の花を穂状につける。名は、甲斐に産するリンドウの意という。甲斐神草(かい...
かい‐ちゅう【回虫/蛔虫】
線虫綱回虫科の袋形動物。人間の小腸に寄生。体は細長く、黄白色。体長20〜40センチになり、雄のほうが小さい。虫卵が野菜などに付着して人間の口から体内に入り、小腸で孵化(ふか)した幼虫は肝臓・心臓...
かいとう‐げ【海藤花】
マダコの卵を塩漬けにした食品。黄白色の小粒が連なりついて、フジの花に似る。吸い物などに用い、兵庫県明石(あかし)の名産。
かい‐ゆう【回遊/回游/洄游】
[名](スル) 1 (回遊)あちこちを遊覧して回ること。「北海道を—する」 2 魚類や鯨などが定期的に海洋を索餌(さくじ)・産卵のため、あるいは適水温を求めて季節の移り変わりに応じて移動・往復す...
かいゆう‐せい【回遊性】
1 魚や鯨が、産卵などのために定期的に移動する性質。→回遊2 2 買い物客が、店舗内や商店街を歩き回ること。「—のある街づくり」
かい‐わり【貝割(り)/卵割(り)/穎割(り)】
《貝や卵を二つに割って開いた形の意》 1 アジ科の海水魚。全長約30センチ。体高が高く、著しく卵円形に側扁する。南日本に産し、底引網で漁獲され、美味。ひらあじ。おきあじ。 2 「貝割り菜」に同じ...