いたち‐ざめ【鼬鮫】
メジロザメ科の海水魚。全長約4〜6メートル。吻(ふん)は丸みをおび、歯が鋭い。性質は凶暴。熱帯から温帯域にかけて広く分布し、日本近海では伊豆諸島以南に生息。卵胎生。
いたどり【虎杖】
1 タデ科の多年草。山野に自生。高さ約1.5メートル。茎にはかすかな紅色の斑点があり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株。夏、白色または淡紅色の小花が円錐状につく。花が紅色のものを特に、明月草(めい...
いたぼ‐がき【板甫牡蠣】
イタボガキ科の二枚貝。カキの一種で、本州以南の内海にみられ、岩礁に付着。貝殻は円形に近く、直径約10センチで平たい。殻表は薄い殻片が檜皮(ひわだ)状に重なる。卵胎生。食用。《季 冬》
いちじく【無花果/映日果】
クワ科の落葉高木。高さ約4メートル。葉は手のひら状に裂けていて、互生する。初夏、卵大の花嚢(かのう)を生じ、内部に多数の雄花と雌花をつけるが、外からは見えない。熟すと暗紫色になり、甘く、生食のほ...
いちらんせい‐そうせいじ【一卵性双生児】
1個の受精卵が分裂して双子になったもの。二遺伝子が同じため、同性で外見・性格が非常によく似ている。→二卵性双生児
いっか‐さん【一化蚕】
1年に1回、卵からかえって成虫になり、卵を産んで1世代を終える蚕。多化蚕に比べて、繭は大きいが、一般に虚弱。
いとう【伊富魚】
サケ科の淡水魚。全長約1.5メートル。北海道・サハリン(樺太)や沿海州の河川の中・下流域や湖沼に分布。肉食性で、幼魚は水生昆虫を、成魚は他の魚やカエル・ネズミなどを食べる。産卵期は春。食用。
いと‐きり【糸切り】
1 糸を切ること。また、糸で切ること。「—卵」 2 ろくろで成形した陶器をろくろ台から離すとき、底部を糸やわらしべを使って切り離すこと。また、その痕跡のうず模様。 3 野菜などを糸のように細く切...
いと‐め【糸目】
1 細い糸。糸筋。 2 凧(たこ)の表面につけて揚がりぐあいを調節する糸。 3 器物に細く刻みつけた筋。「—模様」 4 物事をつなげるもの。脈絡。「話の—をつなぐ」 5 「糸歩(いとぶ)」に同じ...
いと‐よ【糸魚】
トゲウオ科の魚。全長8センチくらい。背に3本、腹に1本のとげと、体側に幅広い鱗板帯(りんばんたい)がある。産卵期には雄が糸状の粘液を出して水草をまとめ、水底に巣を作る。淡水型と遡河(そか)型とが...