ざ‐こ【雑魚/雑喉】
《「ざっこう(雑喉)」の音変化》 1 いろいろな種類の入り交じった小魚。また、小さい魚。じゃこ。 2 地位の低い者、取るに足りない者をたとえていう語。小物。「—は相手にしない」
しが‐な・い
[形][文]しがな・し[ク]《「さがない」の音変化という》 1 取るに足りない。つまらない。「—・い職業」 2 貧しい。みすぼらしい。「—・い暮らし」
しゅん‐じ【蠢爾】
[ト・タル][文][形動タリ]小さな虫がうごめくさま。転じて、取るに足りない者たちがうようよと集まり騒ぐさま。「実に—たる野獣の域を脱却し」〈秋水・社会主義神髄〉
しよう‐まっせつ【枝葉末節】
中心から外れた事柄。本質的でない、取るに足りない事柄。「—にとらわれて大局を見失う」
しれ‐ごと【痴れ言】
取るに足りないばかげた言葉。たわごと。「—をぬかす」
じゃけら【邪気乱】
[名・形動ナリ]《語源未詳。「邪気乱」は当て字》取るに足りないこと。また、そのさま。「狂言は…—なる事を、しんにすべし」〈わらんべ草〉
じん‐かい【塵芥】
ちりあくた。ごみ。また、取るに足りないもののたとえ。「—焼却場」
じん‐ど【塵土】
1 ちりと土。取るに足りないもの、値うちのないもののたとえにもいう。「—聚れば、これも堆くなるで御座ろう」〈菊池寛・蘭学事始〉 2 けがれた現世。俗世間。「かかる道の果て、—の境まで神霊あらたに...
そ‐はい【鼠輩】
ネズミのように取るに足りない者。つまらない連中。「数にも足らぬ—の小賊一名(ひとり)も遁(のが)さず」〈染崎延房・近世紀聞〉
ぞう‐ひょう【雑兵】
1 身分の低い兵士。歩卒。ざっぴょう。 2 取るに足りない者。下っ端。「我輩の如き—すら…一身を顧みるに遑(いとま)なかったです」〈魯庵・社会百面相〉