ひ【比】
1 同等に扱われること。同列におかれること。たぐい。「速球にかけては彼の—でない」「日本人の勤勉さは他に—を見ない」 2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。たとえを用いて気持ちを述べる詩の叙述法。 ...
ひゆ‐ほう【比喩法】
物事を直接に描写・叙述・形容などしないで、たとえを用いて理解を容易にし、表現に味わいを加える修辞法。直喩(シミリ)・隠喩(メタファー)・諷喩(ふうゆ)(アレゴリー)・引喩(アリュージョン)・換喩...
ふ【賦】
1 詩や歌。「惜別の—」 2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。比喩(ひゆ)などを用いないで感じたことをありのままによむ詩の叙述法。 3 漢文の文体の一。対句を多用し、句末で韻をふむもの。「赤壁—」
ふく‐し【副詞】
品詞の一。自立語で活用がなく、主語にならない語のうちで、主として、それだけで下に来る用言を修飾するもの。事物の状態を表す状態副詞(「はるばる」「しばらく」「ゆっくり」など)、性質・状態の程度を表...
ほんちょうさんじきょう【本朝三字経】
江戸時代の往来物。大橋玉著。嘉永6年(1853)刊。中国宋代の「三字経」にならい、日本の歴史的事実を3字1句で叙述したもの。三字経。
マタイによるふくいんしょ【マタイによる福音書】
新約聖書、四福音書の巻頭書。1世紀末ごろ書かれたと推定され、イエスの系図・誕生物語から、山上の垂訓を始めとする教え、受難と復活に至る生涯を記す。イエスを旧約聖書の預言の完成者、すなわちメシア(救...
もの‐がたり【物語】
[名](スル) 1 さまざまの事柄について話すこと。語り合うこと。また、その内容。「世にも恐ろしい—」 2 特定の事柄の一部始終や古くから語り伝えられた話をすること。また、その話。「湖にまつわる...
もののほんしつについて【物の本質について】
《原題、(ラテン)De Rerum Natura》ローマの哲学詩人ルクレティウスによる教訓詩。紀元前1世紀頃の作。エピクロス派の原子論、唯物論に基づく世界観を叙述した哲学的長詩。
もんだい‐し【問題史】
歴史研究・叙述の方法の一。歴史的事象の特定の側面を取り上げて、その歴史的変化を追究するもの。
ランケ【Leopold von Ranke】
[1795〜1886]ドイツの歴史学者。厳密な史料批判と史実の客観的叙述を主張、近代歴史学を確立した。著「世界史」など。