しゃ‐こう【藉口】
[名](スル)何かにかこつけること。口実をもうけて言いわけすること。「道理らしい言草に—して」〈二葉亭・其面影〉
しょう・する【称する】
[動サ変][文]しょう・す[サ変] 1 名乗る。名づけて言う。「自ら名人と—・する」「論文と—・するほどのものではない」 2 口実として言う。偽って言う。「病気だと—・して会社を休む」 3 ほめ...
しょうとう‐じ【正灯寺】
東京都台東区にある臨済宗妙心寺派の寺。山号は東陽山。昔は紅葉の名所で、その見物を口実にして近所の吉原遊郭に遊ぶ客が多かった。
じ‐へい【辞柄】
口実。言いぐさ。「吾が誠実を致さんと云うに至っては、蓋(けだ)し—無きにあらず」〈露伴・運命〉
そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】
あとのことは考えずに、その場だけをとりつくろうこと。また、そうした態度・口実。一時しのぎ。そのばのがれ。「—の答弁」
たかだ‐じけん【高田事件】
明治16年(1883)自由民権運動に対して行われた弾圧事件。新潟県高田(現、上越市)の自由党員が政府高官暗殺計画を口実に逮捕され、処罰された。
たく‐げん【託言】
1 他のものにかこつけた言葉。口実。 2 ことづて。伝言。
つけ‐たり【付けたり】
《動詞「つ(付)く」の連用形+完了の助動詞「たり」から》 1 本来のものにつけ加えられただけの、重要でないもの。添えもの。 2 うわべだけの名目。口実。「出張とは—で、実は遊びに行くのさ」 3 ...
てい‐よく【体良く】
[副]うわべをうまくとりつくろうさま。体裁よく。「—口実をつくってことわる」
トンキン‐わん【トンキン湾】
《Gulf of Tonkin》ベトナムの北東岸と中国の雷州半島・海南島とに囲まれた湾。南シナ海の支湾。1964年8月に、アメリカがベトナム戦争介入の口実とした軍事衝突(トンキン湾事件)のあった...