おく‐ぐち【奥口】
1 家の奥へ通じる出入り口。「時に—ざざめいて、はや御立ちと」〈浄・丹波与作〉 2 反物の巻き口には品質のよい部分を出し、織りむらなどのある部分は奥のほうに巻き込んでごまかすこと。「絹物に—せず...
おくびょう‐ぐち【臆病口】
1 能舞台の、向かって右手側面の奥にある小さな引き戸の出入り口。切り戸口。 2 歌舞伎舞台で、能舞台を模した舞台装置のとき、上手(かみて)奥に作られる出入り口。古くは、上下(かみしも)両方の大臣...
おしゃべりなかわいいくち【おしゃべりな可愛い口】
《原題、(ドイツ)Plappermäulchen》ヨーゼフ=シュトラウスのポルカ。1868年初演。ヨーゼフの10歳になる娘を題材とした作品。別邦題「おしゃべりな子供」。
お‐じょうぐち【御錠口】
⇒錠口(じょうぐち)2
おち‐ぐち【落(ち)口】
1 水の流れの落下する所。「滝の—」 2 抽籤(ちゅうせん)や入札に当たった人。 3 落ち始め。「あしひきの山の木の葉の—は色のをしきぞあはれなりける」〈拾遺・物名〉
お‐ちょこ【御猪口】
1 「猪口(ちょこ)」の美化語。 2 開いた傘が風にあおられて、猪口の形に裏返しになること。「—になる」
おちょぼ‐ぐち【おちょぼ口】
小さくかわいい口。小さくつぼめた口つき。おつぼぐち。
おつぼ‐ぐち【御壺口】
「おちょぼ口」に同じ。
おどけ‐ぐち【戯け口】
おどけた口の利き方。冗談。
おに‐ひとくち【鬼一口】
《鬼が一口に女を食ってしまったという伊勢物語の説話から》 1 非常に危険なこと。尋常でない苦難。「(死ニ対シテ)つい気を許して…高慢にふるまおうとする。と—だ」〈有島・生れ出づる悩み〉 2 すば...