せんか‐あわせ【選歌合(わ)せ】
歌合わせの一。古今の秀歌を選び出し、左右に分けて優劣を競うもの。
せんごひゃくばんうたあわせ【千五百番歌合】
鎌倉前期の歌合わせ。20巻。建仁2年(1202)ごろ成立。後鳥羽院が当時の代表的歌人30人に、各100首ずつを詠進させたもの。判者は後鳥羽院・藤原俊成ら10人。各首に判者の評があり、新古今時代の...
せん‐じゃ【撰者】
1 作品を選び集めて歌集・句集などを編集する人。編者。「古今集の—」 2 書物や文章を撰述した人。古い文献についていう。著者。
ぜっ・する【絶する】
[動サ変][文]ぜっ・す[サ変] 1 (「…に絶する」「…を絶する」の形で)他とかけ離れる。こえる。「古今に—・する名作」「想像を—・する」 2 断つ。絶える。「音信を—・する」
ぜんこ‐みぞう【前古未曽有】
昔からまだ一度もその例をみないほど珍しいこと。古今(ここん)未曽有。「—の大事件」
そう‐かん【主典】
「さかん(主典)」に同じ。「さきの甲斐の—」〈古今・仮名序〉
そえ‐うた【諷歌】
古今集仮名序にいう和歌の六義(りくぎ)の一。他の事にこと寄せて思いを詠む歌。諷喩(ふうゆ)の歌。
そえ‐に
[接]《「そゆゑ(其故)に」の音変化か》それゆえに。「—とてとすればかかりかくすればあな言ひ知らずあふさきるさに」〈古今・雑体〉
そおず【案山子】
「そおど」の音変化。「あしひきの山田の—おのれさへ我をほしてふうれはしきこと」〈古今・雑体〉
そこい‐な・し【底方無し】
[形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「—・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉