じぶつきげん【事物紀原】
中国の類書。原本は20巻217事、現行本は10巻1765事。宋の高丞撰。成立年未詳。事物を天文・地理・生物・風俗など55部門に分類し、名称や縁起の由来を古書に求めて記したもの。事物紀原集類。
じんぼう‐ちょう【神保町】
東京都千代田区北部の地名。明治以来、一帯に多くの大学ができてから、書店・古書店の街として知られる。神田神保町。
せ‐どり【背取り】
古書業界で、転売を目的として同業者や愛好家から古書を買い取ること。特に、掘り出し物を見つけて高く転売すること。→競取(せど)り
せんちゅうわみょうるいじゅしょう【箋注倭名類聚鈔】
江戸後期の、「倭名類聚鈔」の注釈書。10巻。狩谷棭斎(かりやえきさい)著。文政10年(1827)成立。明治16年(1883)刊。異本を校合(きょうごう)し、和漢の古書を引用して考証したもの。
たんきまんろく【耽奇漫録】
江戸後期の考証随筆。20集(20冊)。山崎美成(よししげ)序・跋。文政7〜8年(1824〜1825)成立。美成のほか谷文晁(ぶんちょう)や曲亭馬琴らが、好古・好事の者の会合「耽奇会」に持ち寄った...
ダンメ【Damme】
ベルギー北西部の町。フランス語名ダム。ブルッヘの北東郊に位置する。12世紀にレイエ川で結ばれるブルッヘの外港として開かれ、現在も星形要塞の遺構がある。本の町としても知られ、古書店が多い。
でん【伝】
1 昔からの言い伝え。また、その記録。「家々の—」「—左甚五郎作」 2 個人の生涯を記録したもの。伝記。「古書にその—が見える」「トルストイ—」 3 経書などの注釈。「春秋公羊—」「古事記—」 ...
に‐ゆう【二酉】
《中国の大酉(だいゆう)・小酉という二つの山の石窟から千巻の古書が出てきたという故事から》蔵書の多いこと。また、それを収めた所。
ふる‐ほん【古本】
《「ふるぼん」とも》 1 読み古した本。一度他人の所有となった本。⇔新本(しんぽん)。 2 刊行されて時を経た本。古書。こほん。
ふるほん‐や【古本屋】
古本を売買する店。また、その人。古書店。古書籍商。