こきんしゅう【古今集】
「古今和歌集」の略。
こきんしゅうとおかがみ【古今集遠鏡】
古今集の注釈書。6巻。本居宣長(もとおりのりなが)著。寛政5年(1793)までに成立。同9年刊。当時の口語文で書かれている。
こきん‐ちょう【古今調】
古今集にみられる特徴的な歌のよみぶりや歌の調子。理知的、観念的な内容で、優美・繊細なよみぶりが目立つ。七五調・三句切れを主とし、掛け詞・縁語などを多用する。
こきん‐でんじゅ【古今伝授】
中世、古今集の難解な語句の解釈などを、秘伝として師から弟子に伝授したこと。東常縁(とうつねより)から宗祇(そうぎ)に伝えられたのが始まりで、以後、堺・奈良・二条の各伝授に分かれた。三木・三鳥など...
こきん‐びな【古今雛】
安永(1772〜1781)のころ、江戸の人形師原舟月が創始した雛人形。古代雛に当世ふうの新意匠を加えたもので、目に玉眼を用いたのが特徴。
こきん‐ぶし【古今節】
江戸時代の流行歌。元禄(1688〜1704)のころ、上方の歌舞伎役者古今新左衛門が歌舞伎狂言の中で歌いはじめたもの。「落葉集」などに歌詞が伝わる。
こきんよざいしょう【古今余材抄】
古今集の注釈書。10巻。契沖著。元禄5年(1692)成立。
こ‐きんらん【古金襴】
近世初期に中国から渡来したといわれる金襴。古渡り金襴。
こきんろくじょう【古今六帖】
「古今和歌六帖」の略。
こきんわかしゅう【古今和歌集】
最初の勅撰和歌集。八代集の第一。20巻。延喜5年(905)の醍醐天皇の命により、紀貫之(きのつらゆき)・紀友則(きのとものり)・凡河内躬恒(おおしこうちのみつね)・壬生忠岑(みぶのただみね)が撰...