いん‐ぶん【韻文】
一定の韻律をもち、形式の整った文章。漢文では句末に韻字を置いた詩・賦などをいい、和文では和歌・俳句などをいう。狭義には詩と同義に用いられる。⇔散文。
いん‐りつ【韻律】
韻文における音声上の形式。音声の長短、アクセント、子音・母音の一定の配列のしかたなどで表す音楽的な調子。また、俳句・和歌など、音数によって表すものをもいう。リズム。
韻(いん)を踏(ふ)・む
同韻の字を詩句の特定の場所に用いる。韻を押す。→韻
う
[助動][○|○|う|(う)|○|○]《推量の助動詞「む」の音変化》現代語では、五段活用動詞、形容詞、形容動詞、助動詞「たい」「ない」「だ」「です」「ます」「た」「ようだ」「そうだ」などの未然形...
有卦(うけ)に入(い)・る
《有卦の年回りに当たる意から》幸運にめぐりあってよいことが続く。「新商売が当たり、—・っている」 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
うそ【嘘】
1 事実でないこと。また、人をだますために言う、事実とは違う言葉。偽(いつわ)り。「—をつく」「この話に—はない」 2 正しくないこと。誤り。「—の字を書く」 3 適切でないこと。望ましくないこ...
うた‐がい【歌貝】
蛤(はまぐり)の貝殻の両片に、1首の和歌の上の句と下の句を分けて書き、歌ガルタのように取り合いする遊戯。のち、貝殻に代えて金銀箔を押した将棋の駒の形の厚紙を用いた。
うた‐ガルタ【歌ガルタ】
小倉百人一首などの和歌を利用したカルタ。読み札には1首の全句を、取り札には下の句のみを記してあり、読み札に一致する取り札を取り合い、その数の多少を競う。《季 新年》
うた‐ぐさり【歌鎖】
和歌を使った遊戯。文字鎖の一。和歌の末尾の文字、または下の句の最初の文字を、次の人が上の句の頭に置いて詠み続けるもの。
うた‐ざいもん【歌祭文】
近世俗曲の一。死刑・情死などの事件やその時々の風俗をつづった文句を、門付け芸人が三味線などの伴奏で歌って歩いた。山伏が錫杖(しゃくじょう)を振り鳴らし、ほら貝を吹いて、神仏の霊験を唱え歩いた祭文...