みれん‐たらし・い【未練たらしい】
[形]「未練がましい」に同じ。「なおも—・くうろつき廻った挙句」〈織田作之助・青春の逆説〉
身(み)を粉(こ)に◦する
労力を惜しまず一心に仕事をする。「会社再建のため—◦して働く」 [補説]この句の場合、「粉」を「こな」とは読まない。
みんずり
[副]《「瑞瑞(みずみず)」の「みず」から変化した語》若々しくみずみずしいさま。「—と見ゆる若木やはたち花/可頼」〈紅梅千句〉
六日(むいか)の菖蒲(あやめ)
《5月5日の節句の翌日の菖蒲の意から》時機に後れて役に立たない物事のたとえ。のちのあやめ。むいかのしょうぶ。「—十日の菊」
むかい‐づけ【向(か)い付け】
連句の付合(つけあい)手法の一。前句の趣向に対立する趣向で付句すること。→七名八体(しちみょうはったい)
むかし‐ばなし【昔話/昔噺】
1 以前の出来事・経験などについての話。むかしがたり。むかしものがたり。「今ではすっかり—になった」 2 民俗学で、口承文芸の一。子供に語って聞かせるたぐいの、空想的な世界を内容とする話。ふつう...
む‐き【無季】
1 俳諧で、季が一定していないこと。 2 俳句で、季語を含まないこと。また、その句。
むくり‐こくり【蒙古高句麗】
《蒙古来襲(元寇(げんこう))のとき、「蒙古(むくり)・高句麗(こくり)の鬼が来る」と言って恐れ、泣く子を黙らせるのに用いたところから》 1 鬼。また、恐ろしいもののたとえ。「娘を持ったお方は御...
むしゃ‐にんぎょう【武者人形】
5月の端午(たんご)の節句に飾る武者姿の人形。兜(かぶと)人形。五月人形。《季 夏》
むしん‐しゅう【無心衆/無心宗】
無心連歌や狂句を作る人たちの集まり。栗(くり)の本(もと)の衆。