けごん【華厳】
川端茅舎の第二句集。昭和14年(1939)刊。
けっ‐きょく【結局】
[名] 1 囲碁で、1局を打ちおえること。終局。 2 いろいろの経過を経て落ち着いた最後。結末。「話は随分長かったが、要するに覚束(おぼつか)ない—に陥ったのである」〈左千夫・春の潮〉 [副...
けっ‐く【結句】
[名]詩歌の終わりの句。特に、漢詩の絶句の第4句。 [副] 1 とどのつまり。あげくのはて。結局。「わたし自身で道をつけてやる方が—女の為だと考え」〈荷風・あぢさゐ〉 2 かえって。むしろ。...
けつ【結】
1 むすび。終わり。 2 漢詩で末の句。結句。「起承転—」 3 《迷いの世界にしばりつける心の働きであるところから》仏語。煩悩(ぼんのう)のこと。
けつ【訣】
[人名用漢字] [音]ケツ(漢) [訓]わかれる 1 きっぱりと別れを告げる。「訣別/永訣」 2 簡潔に言い切った秘伝の文句。奥義。「口訣(くけつ)・秘訣・要訣」
けつ‐ご【歇後】
ある語句の後半を省略して、前半でその語句全体の意味をもたせること。「論語」為政の「友二于兄弟一」に基づいて、「友于(ゆうう)」だけで兄弟が仲よくする意に用いる類。
けつ‐じ【欠字/闕字】
1 文章・語句の中で、あるはずの字が落ちていること。また、その文字。欠け字。 2 文章を書くとき、天皇または高貴の人に敬意を表すため、その名前の上に1字か2字分の空白を置くこと。欠如。→擡頭(た...
けつ‐ぶん【欠文/闕文】
一部分抜け落ちたところのある文章。また、その抜けた部分の句や文。
け‐ばく【繋縛】
1 仏語。心が煩悩(ぼんのう)や外界の事物にしばられて、迷いの状態にあること。 2 「けいばく(繋縛)」に同じ。「言葉に花を咲かせんと思ふ心に—せられて、句長(くなが)になるなり」〈申楽談儀〉
けふきぐさ【毛吹草】
江戸前期の俳書。7巻5冊。松江重頼著。正保2年(1645)刊。貞門俳諧の作法を論じ、発句・付句の作例のほか、季語・俚諺(りげん)・諸国名物などを収録。