たま‐がわ【多摩川/玉川】
関東南部を流れる川。秩父山地の笠取山に源を発し、東京都に入り、下流で神奈川県との境を流れて東京湾に注ぐ。河口付近を六郷(ろくごう)川ともいう。長さ138キロ。東京の上水道の水源。古称、調布(た...
たまきわる【たまきはる】
鎌倉前期の日記。1巻。藤原俊成の娘、建春門院中納言の作。建保7年(1219)成立。女房として宮中に仕えた生活を、老後になって回想したもの。書名は冒頭の和歌の句による。建春門院中納言日記。建寿御前日記。
ため‐がき【為書(き)】
1 書画の落款(らっかん)に、だれのために、また、何のために書いたかを付記すること。また、付記した字句。 2 公職選挙のとき、「…候補の為に」として「必勝・祈御健闘」などと大書して事務所に届ける...
たら‐たら
[副] 1 液体が少しずつ続けざまにしたたり落ちるさま。「—(と)汗を流す」「インクが—(と)こぼれる」 2 好ましくない文句をたくさん並べたてて言うさま。「—(と)おせじを言う」「不平—」
たん‐か【短歌】
和歌の一体。五・七・五・七・七の5句31音からなる歌。発生については諸説あるが、万葉時代には成立し、平安時代以降、長歌・旋頭歌(せどうか)などがほとんど作られなくなり、和歌といえば短歌をさすよう...
たんか‐こう【短歌行】
連句の一体。表4句、裏8句、名残(なごり)の表8句、名残の裏4句の24句をもって一巻とするもの。⇔長歌行。
たん‐く【短句】
1 みじかい句。字数の少ない句。⇔長句。 2 連歌・連句で、短歌の下(しも)の句にあたる七・七の句。下の句。⇔長句。
たん‐ご【端午/端五】
五節句の一。5月5日の節句。もと中国の行事。軒に菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を挿し、粽(ちまき)・柏餅を食べて邪気をはらう。近世以降、男児のいる家では鯉幟(こいのぼり)を立て、甲冑(かっちゅう...
たん‐ざく【短冊/短尺/短籍】
1 細長く切った薄い木や紙の小片。字を書いたり、しるしとして物につけたりする。たんじゃく。 2 和歌・俳句などを書くための細長い料紙。ふつう、縦36センチ、横6センチぐらいで、下絵や金銀箔で装飾...
たんじょう【誕生】
鷹羽狩行の第1句集。昭和40年(1965)刊。第5回俳人協会賞受賞。