ちくりんしょう【竹林抄】
室町中期の連歌撰集。10巻。宗祇撰。文明8年(1476)成立。中国の竹林の七賢になぞらえて、宗祇が連歌の名匠として選んだ、宗砌(そうぜい)・賢盛(宗伊)・心敬・行助・専順・智蘊(ちうん)・能阿の...
ち‐まき【粽/茅巻(き)】
1 《古くはチガヤの葉で巻いたところから》米や米粉・葛粉の餅(もち)を笹や葦(あし)の葉で三角や細長い円錐状に包んで蒸したもの。5月5日の端午の節句に食べる習慣は、屈原が汨羅(べきら)に入水した...
ちまき‐うま【粽馬】
チガヤやマコモを巻いて馬の形に作ったもの。昔、端午の節句に子供が遊んだおもちゃ。のち、七夕(たなばた)の供え物にも用いられた。
ちゃおんど【茶音頭】
地歌・箏曲(そうきょく)。横井也有作詞の地歌「女手前」の歌詞を抜粋したものに、菊岡検校(きくおかけんぎょう)が作曲。また、八重崎検校が箏曲に編曲。茶の湯に関係のある辞句を使って男女の縁の末長いこ...
ちゃり【茶利】
《動詞「茶(ちゃ)る」の連用形から。「茶利」は当て字》 1 おどけた、こっけいな文句や動作。また、冗談。「—ばかり言わで」〈一葉・にごりえ〉 2 人形浄瑠璃や歌舞伎で、こっけいな演技・演出。また...
ちゅう【注/註】
本文の意味を詳しく説明したり補足したりするために、本文の間に書き込んだり、別の箇所に記したりする文句。その位置によって頭注・割り注・脚注などという。「—を付す」「—を加える」「訳者—」
ちゅう‐かい【注解/註解】
[名](スル)本文に注を加えて、その意味を説明すること。また、その説明。注釈。「難解な語句を—する」
ちゅう‐しゃく【注釈/註釈】
[名](スル)語句の意味や用法を解説したり、補足的な説明を加えたりすること。また、その説明。「専門用語を—する」「—書」
ちゅう・する【注する/註する】
[動サ変][文]ちゅう・す[サ変] 1 本文中の語句を取り出して注釈をほどこす。「漢文を—・する」 2 説明を書きつける。また、記す。「エルンスト、ワイゲルトと漆もて書き、下に仕立物師と—・した...
ちゅう‐そ【注疏/註疏】
経書を解釈した注と、それをさらに解釈した疏。また、経書などの本文の字句に詳しく説明を加えたもの。「十三経—」