ぼく【卜】
亀甲や獣骨を焼いて生じるひびの形により事の吉凶をうらなうこと。また一般に、うらなうこと。うらない。
ぼく【卜】
[人名用漢字] [音]ボク(慣) [訓]うらなう 1 亀(かめ)の甲を用いて吉凶を判断すること。一般に、うらない。うらなう。「卜辞・卜占/亀卜(きぼく)・筮卜(ぜいぼく)・売卜」 2 選び定める...
ぼく‐じつ【卜日】
日の吉凶をうらなうこと。
ぼく‐じょう【卜定】
吉凶をうらない定めること。ぼくてい。「国郡を—あって、抜穂(ぬきぼ)の使ひを丹波の国へ下さる」〈太平記・二五〉
ぼく‐ち【卜地】
土地の吉凶をうらなうこと。また、土地を選定すること。「—の注意も亦深重ならず乎」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
ぼっ‐こつ【卜骨】
亀甲(きっこう)・獣骨などを焼いて、その割れ目の形で吉凶を占う方法。古くから中国などで行われ、日本でも弥生時代には行われた。
まんねん‐ごよみ【万年暦】
《1年だけでなく、長年役立つ暦の意》開運・相性・日の吉凶などを記し集めた暦。永代暦。「—の合ふも不思議、合はぬもをかし」〈浮・永代蔵・五〉
み‐くじ【御籤】
神社や寺などで、参詣人が吉凶を判断するためにひくくじ。おみくじ。
み‐な‐うら【水占】
《「な」は「の」の意の格助詞》川の水で吉凶を占うこと。「妹に逢はず久しくなりぬ饒石川(にぎしがは)清き瀬ごとに—延(は)へてな」〈万・四〇二八〉
む‐そう【夢相】
夢の吉凶をみること。また、それを業とする人。「卜部兼友(うらべかねとも)—ありなんど聞こえき」〈愚管抄・五〉