こだい‐ぎれ【古代切/古代裂】
古代の織物の切れ端。正倉院に残るものから、宋・元・明渡来の名物切などまでをいう。表装・袋物などに用いた。
こととい‐だんご【言問団子】
向島の言問橋付近で売っている名物の団子。江戸時代の終わりごろ創製された。小豆あん、白あんでくるんだもの、うぐいす色の求肥(ぎゅうひ)で味噌あんを包んだものの3種がある。
ごしょ‐らくがん【御所落雁】
富山県南砺(なんと)市井波地区の名物の落雁。和三盆を使い、淡紅色と白色とがある。
ごま‐さば【胡麻鯖】
1 スズキ目サバ科の海水魚。全長約50センチ。マサバに似るが、腹部に小黒点が多数ある。太平洋の暖海に分布。 2 サバの刺身を、たれとごまであえたもの。福岡の名物料理。
さが‐ぎれ【嵯峨切】
名物切の一。金襴(きんらん)で、もと嵯峨の清涼寺の戸帳に用いられていたため、この名で呼ばれたという。藍色地に桐(きり)・唐草文のものと、緋色地で雲に宝尽くしのものとがある。
ささ‐ちまき【笹粽】
1 笹の葉で包んだちまき。《季 夏》 2 笹の葉でもち米を包み、蒸したもの。きな粉をつけて食べる。新潟県の名物。
ささ‐の‐ゆき【笹の雪】
1 《なめらかさを笹に積もった淡雪に見立てて》絹ごし豆腐のこと。 2 豆腐料理の一。絹ごし豆腐に葛餡(くずあん)をかけたもの。江戸根岸の名物。 3 紋所の名。笹に積もった雪を図案化したもの。雪持...
ザッハートルテ【(ドイツ)Sachertorte】
《Sacher(考案者名)+torte(円盤状のケーキ)。「ザッハトルテ」とも》チョコレート入りスポンジケーキにあんずジャムを塗り、チョコレートがけしたケーキ。ウィーンの名物。
し‐いだ・す【為出だす】
[動サ四] 1 「しいず1」に同じ。「肴(さかな)と警策(かうざく)に—・されたり」〈宇津保・内侍督〉 2 「しいず2」に同じ。「討手の大将と聞えしかども、させる—・したることもおはせず」〈平家...
しじら‐かんとう【縬間道】
名物切れの一。布面にしじらのある、白地に黒茶や紺などの細かい格子縞のもの。中国の広東(カントン)から積み出された。縬広東。