まち‐ぎみ【町君】
夜間、辻に立って客を誘った遊女。辻君(つじぎみ)。
むら‐ぎみ【村君/漁父/漁翁】
漁民の長。「岩の根にかたおもむきに並み浮きてあはびをかづく海人の—」〈山家集・下〉
むら‐ぎみ【邑君】
村の代表者。農民の長。「囚(よ)りて天(あまの)—を定む」〈神代紀・上〉
むろ‐ぎみ【室君】
播磨(はりま)国室津(むろのつ)にいた遊女。転じて、一般に遊女をいう。「出羽、みよし、皆々—の名ぞかし」〈浮・五人女・一〉
めい‐くん【名君】
すぐれた君主。名高い君主。
めい‐くん【明君】
賢明な君主。明主。⇔暗君。
めいたんていカッレくん【名探偵カッレくん】
《(スウェーデン)Mästerdetektiven Blomkvist》スウェーデンの女性作家、リンドグレーンによる児童文学作品。探偵を夢見るカッレ少年が仲間と一緒にさまざまな事件を解決していく...
め‐ぎみ【女君/妻君】
貴人または他人の妻や娘を敬っていう語。おんなぎみ。「宇治の大将の浮舟の—のやうにこそあらめ」〈更級〉
もうけ‐の‐きみ【儲けの君】
《「儲君(ちょくん)」を訓読みにした語》皇太子を敬っていう語。もうけのみや。「疑ひなき—と、世にもてかしづききこゆれど」〈源・桐壺〉
やしない‐ぎみ【養ひ君】
養育する貴人の子。また、乳母(うば)が自分の養育した子をよぶ称。「—の、比叡の山に児(ちご)にておはしますが、ただ今もや鼻ひ給はんと思へば」〈徒然・四七〉