よしの‐げんざぶろう【吉野源三郎】
[1899〜1981]ジャーナリスト。東京の生まれ。岩波書店に勤務し、岩波新書や雑誌「世界」を創刊。護憲・平和運動に尽力したことでも知られる。著作に「君たちはどう生きるか」など。
よし‐め・く【由めく】
[動カ四]わけがありそうに振る舞う。また、由緒ありげに見える。よしばむ。「女君の御有様も世づかはしく—・きなどもあらぬを」〈源・末摘花〉
よしわらごめんじょう【吉原御免状】
隆慶一郎による長編の伝奇時代小説。宮本武蔵に育てられた青年剣士松永誠一郎が、家康公から下された「神君御免状」を巡り、江戸吉原で裏柳生の忍びたちと闘う剣豪小説。昭和61年(1986)刊行。映画やド...
よじ‐と・る【攀ぢ取る】
[動ラ四]つかんで引き寄せて折り取る。「青柳のほつ枝(え)—・りかづらくは君がやどにし千年(ちとせ)寿(ほ)くとそ」〈万・四二八九〉
よそ・う【装う/粧う】
[動ワ五(ハ四)] 1 飲食物を器に盛る。よそる。「味噌汁を—・う」 2 「よそおう2」に同じ。「強いて嬉しげを—・うて」〈露伴・連環記〉 3 「よそおう1」に同じ。「君なくは何(な)ぞ身—・は...
よそ・える【寄える/比える】
[動ア下一][文]よそ・ふ[ハ下二] 1 他の物事にたとえる。なぞらえる。「人の一生を旅に—・える」 2 ことよせる。かこつける。口実にする。「付き合いに—・えて酒を飲む」 3 関係があるとする...
よ‐だ・つ【夜立つ】
[動タ四]夜に旅立つ。「大君の命(みこと)恐(かしこ)みかなし妹(いも)が手枕(たまくら)離れ—・ち来ぬかも」〈万・三四八〇〉
よ‐づ・く【世付く】
[動カ四] 1 世情に通じる。世慣れる。「かく—・きて物し給ふなる、よろこび申さむ」〈宇津保・国譲中〉 2 男女間の情を知るようになる。色気づく。「この君や—・いたる程におはする」〈源・若紫〉 ...
余桃(よとう)の罪(つみ)
君主の寵愛(ちょうあい)の気まぐれなことのたとえ。衛に弥子瑕(びしか)という少年がいて、主君から非常にかわいがられ、主君とともに果樹園に遊び、桃の食べかけを主君に献じたところが、大いに喜ばれた。...
よ‐とぎ【夜伽】
1 主君のため、病人のためなどに、夜寝ないで付き添うこと。また、その人。 2 女が男の意に従って夜の共寝をすること。 3 通夜(つや)に死者のかたわらで夜どおし過ごすこと。また、通夜。