たつ‐み【辰巳/巽】
1 辰と巳(み)との中間の方角。南東。また、南東から吹く強い風。 2 《江戸城の東南方にあたるところから》江戸深川の遊里のこと。
たて‐ぶえ【縦笛/竪笛】
尺八・篳篥(ひちりき)・クラリネット・オーボエ・リコーダーなど、縦に構えて吹く笛。日本では特にリコーダーをさす場合が多い。→横笛
たに‐かぜ【谷風】
日中、谷底から山頂に向かって斜面を吹きのぼる風。山の斜面は谷底よりも早く暖められるために吹く。
たま‐かぜ【玉風】
東北・北陸地方の日本海沿岸で、冬に北西から吹く暴風をいう。たばかぜ。《季 冬》
だし‐かぜ【出し風】
《船出をするのによい風の意》陸地から沖へ吹く強い風。出し。
だて‐まいり【伊達参り】
本当の信心からではなく、みえで参詣すること。「足をそらそら空吹く風に散らぬ色香の—」〈浄・油地獄〉
ダブル‐こうきあつ【ダブル高気圧】
夏、太平洋高気圧とチベット高気圧の二つが通常よりも張り出して、日本列島上空で重なること。また、その状態。アジア大陸から吹く偏西風が蛇行することによって起こり、猛暑をもたらす。
だ‐ぼら【駄法螺】
くだらないほら。でたらめで大げさな話。「—を吹く」
だんし‐すいちく【弾糸吹竹】
琴などをひき、笛などを吹くこと。音曲を楽しむこと。
ちこう‐ふう【地衡風】
気圧傾度力と転向力(コリオリの力)とがつりあって吹いている風。等圧線に平行に、北半球では低圧側を左、南半球では右に見るように吹く。