なかり‐せ‐ば【無かりせば】
[連語]《形容詞「なし」の連用形+過去の助動詞「き」の未然形+接続助詞「ば」》もしなかったならば。「吹く風と谷の水とし—み山がくれの花を見ましや」〈古今・春下〉
なこそ‐の‐せき【勿来の関】
いわき市勿来町付近にあった古代の関所。常陸(ひたち)・陸奥(むつ)の国境にあり、白河の関・念珠(ねず)ヶ関とともに奥羽三関の一。はじめ菊多の関とよばれた。[歌枕]「吹く風を—と思へども道も狭(せ...
なま‐あたたか・い【生暖かい】
[形][文]なまあたたか・し[ク]なんとなく暖かい。「—・い風が吹く」 [派生]なまあたたかさ[名]
なま‐ぐさ・い【生臭い/腥い】
[形][文]なまぐさ・し[ク] 1 生の魚や肉のにおいがする。「魚を料理して手が—・くなる」 2 気持ちの悪いにおいがする。また、血のにおいがする。「—・い風が吹く」 3 僧が戒律を守らず堕落し...
膾(なます)を吹(ふ)・く
⇒羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く
なめ‐て【並めて】
[副]「なべて」に同じ。「吹く風の—梢にあたるかなかばかり人の惜しむ桜に」〈山家集・上〉
ならい
冬に吹く強い風。海沿いの地でいい、風向きは地方によって異なる。ならい風。《季 冬》「夕—一トきは月のほそりかな/万太郎」
なんきょく‐こうげん【南極高原】
南極大陸内陸部の高原地帯。南極点を含む直径約1000キロメートルの地域を指し、平均標高は3000メートルにおよぶ。アムンゼンスコット基地、ボストーク基地、ドームふじ基地などの観測基地がある。冷え...
なんとう‐ぼうえきふう【南東貿易風】
南半球で吹く貿易風。風向は南東。
なん‐ぷう【南風】
1 南から吹く風。特に、夏季に南から吹く風。みなみかぜ。はえ。《季 夏》 2 南方の歌謡。南方の風習をうたった歌謡。