トートロジー【tautology】
1 同語反復。 2 命題論理で、要素となる命題の真偽がいかなるものであっても、常に真となるような論理式。恒真式。
どう‐ち【同値】
論理学で、二つの命題p、qにおいて、一方が真であれば他方も真、一方が偽であれば他方も偽という関係が成り立つとき、pとqは同値であるという。また、「pならばq」と「qならばp」が同時に成り立つとき...
にち‐ろんりがく【二値論理学】
命題の真理値として真・偽の二値だけを想定する論理学。→多値論理学
にりつ‐はいはん【二律背反】
哲学で、相互に矛盾する二つの命題(定立と反定立)が同等の妥当性をもって主張されること。アンチノミー。
はいたてき‐ろんりわ【排他的論理和】
《exclusive OR》論理演算の一。二つの命題のどちらか一方が「真」であるときだけ「真」であるとするもの。エクスクルーシブオア。XOR(エックスオア)。コンピューターでこのような演算を行う...
はいちゅう‐げんり【排中原理】
論理学で、思考の原理の一。相互に矛盾する二命題のうちのいずれかに真理があり、第3のものはありえないことをいう。「AはAでも非Aでもないものではない」または「AはBでも非Bでもないものではない」と...
白馬(はくば)は馬(うま)に非(あら)ず
中国戦国時代に、公孫竜の説いた詭弁(きべん)的命題。「白馬」を認識するとき、人は「白」と「馬」とを別々に知覚しうるから、「白馬」は「馬」ではないとする。のち、白馬という存在と馬という存在をことさ...
はん‐ていりつ【反定立】
特定の肯定的判断・命題に対して特定の否定的判断・命題を立てること。また、立てられた否定的判断・命題。ヘーゲル弁証法では、三段階発展の第二段階をさす。反措定。反立。反。アンチテーゼ。
はん‐れい【反例】
その定義や命題に当てはまらないことを示す例。「仮説に対する—」
ひつようじゅうぶん‐じょうけん【必要十分条件】
ある事柄が成立するための必要にして十分な条件。命題「AならばB」と命題「BならばA」が同時に成り立つとき、BはA(またはAはB)の必要十分条件という。