えぼし‐やま【烏帽子山】
和歌山県南部、新宮市と東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町の境にある山。標高910メートル。那智山の一峰。南西方に那智の滝がある。吉野熊野国立公園に属する。名の由来は山頂直下に烏帽子形をした帽子岩が...
えんげつ‐とう【円月島】
和歌山県南西部、西牟婁(にしむろ)郡白浜町の西方約100メートルの海上にある島。東西35メートル、南北130メートル、標高25メートル。島の中央部に海食による縦15メートル、横12メートルの丸い...
えん‐ご【縁語】
修辞法の一。和歌や文章の中で、ある言葉と意味内容上で関連のある言葉。主に連想により導き出され、相互の照応により表現効果を増す。例えば、「糸による物ならなくに別れ路の心ぼそくも思ほゆるかな」〈古今...
えんじゅ‐が‐はま【煙樹ヶ浜】
和歌山県中西部、日高郡美浜町にある浜。日高川河口から西方の日ノ御埼に向かって最大幅500メートル、長さ5キロメートルにわたって弓なりにのびる松林の海岸。波に洗われて丸くなった小石からなる浜で、キ...
えんぽうしゅう【延宝集】
⇒契沖和歌延宝集
おいし‐こうげん【生石高原】
和歌山県北部、海草郡紀美野(きみの)町と有田(ありだ)郡有田川町にまたがる高原。郡境の長峰山脈の最高峰生石ヶ峰(標高870メートル)を中心とする隆起準平原。高さ500〜800メートルで、一面スス...
おうぎしょう【奥義抄】
平安後期の歌学書。3巻。藤原清輔(ふじわらのきよすけ)著。天治元年(1124)から天養元年(1144)の間に成立。序と式(上巻)、釈(中・下巻)に分かれ、式は六義や歌病などについて解説、釈は和歌...
おうご【朸】
《「おうこ」とも》物を担う棒。てんびん棒。和歌では多く「会ふ期(ご)」に掛けて用いる。「人恋ふることを重荷とになひもて—なきこそわびしかりけれ」〈古今・雑体〉
おうた‐かい【御歌会】
宮中で催される和歌の会。
おうむ‐がえし【鸚鵡返し】
1 他人の言ったとおりに言い返すこと。「—に答える」 2 和歌の詠み方の一。相手から詠みかけられた歌の一部だけを変えて、別の趣向で返歌すること。 3 酒宴の席で、相手の差す杯を干して、すぐ返杯す...