きしゅう‐いぬ【紀州犬】
日本犬の一。和歌山・三重地方に産する。中形で、毛色は主に白。頭は幅広く、首・尾も太い。感覚・動作とも鋭敏。猟犬・番犬用。
きしゅう‐みかん【紀州蜜柑】
ミカンの一品種。生育は遅いが大木になる。実は冬に黄赤色に熟し、香気が高く、酸味が少なく、種子が多い。中国の原産。和歌山地方で栽培され、明治中期以後にウンシュウミカンが普及する以前は代表的品種であ...
きせい‐ほんせん【紀勢本線】
三重県の亀山から新宮(しんぐう)を経て和歌山市に至るJR線。紀伊半島を海岸沿いに走る。昭和34年(1959)全通。全長384.2キロ。
きせんしき【喜撰式】
平安時代の歌学書。1巻。喜撰の著と伝えるが未詳。仁和年間(885〜889)の成立とも。和歌の病、分類などを論じる。倭歌作式(わかさくしき)。
きぜつ‐きょう【奇絶峡】
和歌山県南西部、田辺市を流れる右会津川上流にある峡谷。高尾山(標高606メートル)と三星山(標高549メートル)の山間約2キロメートルにわたり奇岩・巨岩が見られる景勝地。滝上の絶壁に堂本印象派の...
きたやま‐がわ【北山川】
奈良県南東部の伯母峰(おばみね)峠付近に源を発して南流し、和歌山県新宮市北部で熊野川に注ぐ川。上流には池原などのダムがあり、中流で瀞(どろ)八丁の峡谷をつくる。長さ約100キロ。
きたん‐かいきょう【紀淡海峡】
和歌山市加太(かだ)と淡路島の由良(ゆら)の間にある海峡。紀伊水道と大阪湾をつなぎ、中央に友ヶ島がある。友ヶ島水道。
き‐だい【寄題】
実際にその場所に行ったり実物を見たりしないで、与えられた題によって和歌などを作ること。また、その作品。
きのかわ【紀の川】
和歌山県北部、紀ノ川中流域にある市。モモ・イチゴなどの果樹栽培が盛ん。平成17年(2005)11月、打田町・粉河(こかわ)町・那賀町・桃山町・貴志川町が合併して成立。人口6.6万(2010)。
き‐の‐かわ【紀ノ川】
奈良県の大台ヶ原山に源を発し、和歌山県北部を西流して紀淡海峡に注ぐ川。長さ136キロ。上流の奈良県内は吉野川とよぶ。 有吉佐和子の長編小説。昭和34年(1959)発表。紀州和歌山を舞台に、3...