ひな‐だん【雛壇/雛段】
1 雛祭りに、雛人形や調度品などを並べて飾る壇。雛棚。《季 春》「—に桃ちりかかる四日かな/綺堂」 2 歌舞伎の大道具の一。舞踊劇のとき、長唄と囃子(はやし)の演奏者が座る二段の台。上段に長唄連...
ひょうし‐ばん【拍子盤】
能や長唄の稽古などで、大鼓・小鼓・太鼓の代わりに張扇(はりおうぎ)で打って拍子をとるために用いる長方形の木製の台。張盤(はりばん)。
ひょうたんなまず【瓢箪鯰】
歌舞伎舞踊。長唄と常磐津(ときわず)の掛け合い。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一。2世瀬川如皐作詞、10世杵屋六左衛門ら作曲。文政11年(1828)江戸中村座初演。瓢箪で鯰...
びばい【美唄】
北海道中部の市。石狩川支流の美唄川に沿い、米作地帯。大正初期から石炭採掘で発展したが、現在は閉山。人口2.6万(2010)。 [補説]アイヌ語「ビバ・オ・イ」(カラスガイの多い所)から。
びばい‐し【美唄市】
⇒美唄
びんのほつれ【鬢のほつれ】
地歌・うた沢・小唄の曲名。「びんのほつれはまくらのとがよ」のうたい出しで短い歌詞のもの。鬢ほつ。
ふじ‐むすめ【藤娘】
大津絵の画題の一。塗り笠をかぶり、藤の花模様の着物を着て藤の枝を肩にした娘を描くもの。 歌舞伎舞踊。長唄。勝井源八作詞、4世杵屋六三郎作曲。五変化舞踊「歌へすがへす余波大津絵(かえすがえすお...
ふなべんけい【船弁慶】
謡曲。五番目物。観世信光作。平家物語などに取材。源義経一行は摂津国大物浦(だいもつのうら)で静御前と別れて船出する。海上で平知盛の亡霊に襲われるが、弁慶が祈り退ける。 歌舞伎舞踊。長唄。の...
ぶたいうら【舞台裏】
滝沢美恵子の長編小説。平成9年(1997)刊。地唄舞の世界に生きる女性を主人公とする恋愛小説。
ぶんこうにっき【分校日記】
三好京三の小説集。昭和52年(1977)刊行。「峠の声」「白樺分校」「雪の長持唄」を収録。