けい‐じょう【啓上】
「言うこと」の意の謙譲語。申し上げること。手紙に用いる。「一筆—」
けい‐じん【啓陣】
平安時代、皇后・皇太子の行啓などの際に、衛府の武官が警衛に当たること。また、その官人。
けい・する【啓する】
[動サ変][文]けい・す[サ変] 1 三后(太皇太后・皇太后・皇后)や東宮に申し上げる。言上(ごんじょう)する。→奏する 2 申し上げる。言上する。「進退に迷うて案内を—・する所なり」〈平家・七〉
けい‐そう【啓奏】
天子に意見を申し上げること。
けい‐たつ【啓達】
[名](スル)文書をもって申し上げること。また、手紙を出すこと。
けい‐ちつ【啓蟄】
二十四節気の一。冬ごもりの虫が地中からはい出るころ。太陽暦で3月6日ごろ。《季 春》「—を啣(くわ)へて雀飛びにけり/茅舎」
けい‐てん【啓典】
神の啓示を記した書物。イスラム教のコーランなど。
けい‐はつ【啓発】
[名](スル)《「論語」述而の「憤せざれば啓せず、悱(ひ)せざれば発せず」から》人が気づかずにいるところを教え示して、より高い認識・理解に導くこと。「彼の意見には—された」「自己—」
けい‐はく【啓白】
⇒けいびゃく(啓白)
けい‐びゃく【啓白】
[名](スル) 1 敬って申し上げること。特に、神仏に願いを申し述べること。法会や修法(ずほう)のおり、趣意や願意を仏に申し上げること。表白(ひょうびゃく)。けいはく。 2 経文の一部分だけを読...