し‐せい【四姓】
1 四つの姓。特に、平安時代の代表的な四家の姓、源(みなもと)・平(たいら)・藤原・橘(たちばな)の四氏(源平藤橘(げんぺいとうきつ))をいう。ししょう。 2 ⇒バルナ
し‐せい【四清】
文人画の画題の一。梅・桂・菊・水仙を描くもの。
し‐せい【四聖】
釈迦(しゃか)・キリスト・孔子・ソクラテスの四人の聖人。→四聖(ししょう)
しせい‐の‐つかい【四姓の使】
神嘗祭(かんなめさい)に際し、毎年陰暦9月11日に朝廷から伊勢神宮に差し遣わされた奉幣使。平安時代以後、五位以上の王氏を正使とし、中臣(なかとみ)・忌部(いんべ)・卜部(うらべ)の三氏が共に当たった。
し‐せつ【四節】
四つの季節。四季。
しせん【四川】
中国中南部、揚子江上流の省。省都は成都。古代の巴蜀(はしょく)の地。古来「天府の国」とよばれ、多くの農作物を産出する。東部にあった重慶は1997年に直轄市として独立した。多民族地区。スーチョワン。
しせん‐おおじしん【四川大地震】
2008年5月12日、中国四川省で発生したマグニチュード8.1の地震。死者・行方不明者は8万7千人以上、倒壊した家屋は約20万棟という甚大な被害が出た。
しせん‐しょう【四川省】
⇒四川
しせんりょう【四千両】
歌舞伎狂言「四千両小判梅葉(しせんりょうこばんのうめのは)」の通称。
しせんりょうこばんのうめのは【四千両小判梅葉】
歌舞伎狂言。世話物。6幕。河竹黙阿弥作。明治18年(1885)東京千歳座初演。安政年間(1854〜1860)の江戸城御金蔵破り事件を脚色したもの。四千両。