しゅう‐き【周忌】
人の死後、毎年回ってくる同月同日の忌日。→回忌
じゅうさん‐ぶつ【十三仏】
年忌追善に際し、初七日から三十三回忌までの13回に配当して供養する仏・菩薩(ぼさつ)。南北朝時代に成立した信仰。
じょうち‐じ【浄智寺】
神奈川県鎌倉市山ノ内にある臨済宗円覚寺派の寺。山号は金峰山。弘安6年(1283)北条宗政の三回忌に建立。開山は兀庵普寧(ごったんふねい)・大休正念・南州宏海。鎌倉五山の第四位。
すぎ‐ぼとけ【杉仏】
杉の葉の付いた塔婆(とうば)。最後の年忌である三十三回忌または五十回忌に、墓場に立てる。葉付き塔婆。梢(うれ)付き塔婆。
たか‐とうろう【高灯籠】
《「たかどうろう」とも》 1 石灯籠の一。台石をピラミッド形にいく層にも高く積み重ねたもの。 2 人の死後、七回忌まで毎年盂蘭盆(うらぼん)のある7月に高く立てる灯籠。《季 秋》「—滅(き)えな...
だい‐しょうき【大祥忌】
人が死んで翌々年の命日に行う法要。三回忌。三周忌。
とむらい‐あげ【弔い上げ】
法要を営む最終の年忌。三十三回忌または五十回忌とする所が多い。これ以後、年忌供養を営まない。問い切り。
ながさき‐の‐かね【長崎の鐘】
長崎市の平和公園にあるモニュメント。被爆地にあった軍需工場で働いていた人々の冥福を祈るため、33回忌にあたる昭和52年(1977)に建設された。
にひゃっかいき【二百回忌】
笙野頼子の短編小説。祖先が蘇り、生者と混じって祝宴を開くという二百回忌の様子を、マジックリアリズムと純文学の文体で表現する。平成6年(1994)刊行。同年、第7回三島由紀夫賞受賞。
ねん‐き【年忌】
死後、毎年巡りくる祥月命日(しょうつきめいにち)。また、その日に行う法要。その数をかぞえるのにも用いる。回忌。年回。「—を営む」「亡父の七—」