ラノ‐エスタカード【Llano Estacado】
米国のテキサス州西部からニューメキシコ州南東部にまたがる高原。標高500〜1500メートル。非常に平坦で、肥沃な土壌で覆われる。灌漑(かんがい)農業による綿花の栽培が盛ん。
リター‐そう【リター層】
リター(地面に落ちて堆積した葉や枝)が層をなしたもの。まだ土壌動物によってほとんど分解されていない有機物の層をさす。落葉落枝層。
りんさん‐カルシウム【燐酸カルシウム】
燐酸のカルシウム塩。白色の無定形の物質。天然には燐灰石として産出し、土壌中に分布して植物の肥料となり、動物では骨・歯の主成分をなす。化学式Ca3(PO4)2 広くは水素塩も含み、過燐酸石灰の成分...
レグール【regur】
インドのデカン高原に見られる玄武岩の風化土壌。熱帯黒色草原土の一種。綿花栽培に適することから黒色綿花土ともいわれる。
レゴリス【regolith】
固結していない堆積物の総称。陸上の地表面における土壌、火山灰、岩砕物、氷河・風化・沖積による堆積物、黄土などをさす。また、惑星科学の分野では、月、惑星、小惑星などの天体の表面を覆っている堆積物に...
レジオネラ【(ラテン)Legionella】
グラム陰性の桿菌(かんきん)。鞭毛(べんもう)をもち、水中・土壌中に存在。在郷軍人病(ざいごうぐんじんびょう)の原因となる。
レプトスピラ【(ラテン)Leptospira】
スピロヘータ科レプトスピラ属の細菌。螺旋(らせん)状をし、動物に寄生するものと、水・土壌中に存在する非病原性のものの二種ある。
レプトスピラ‐びょう【レプトスピラ病】
病原性をもつレプトスピラが感染して起こる病気。ネズミなどの保菌動物の尿で汚染された水や土壌から経皮的・経口的に感染する。動物由来感染症の一つ。菌の血清型の違いによりいくつかの種類がある。軽症の場...
ロザリンド‐フランクリン【Rosalind Franklin】
火星探査計画エクソマーズの一環で、ESA(欧州宇宙機関)が開発したローバー。打ち上げ時期は未定。火星のオクシア平原に着陸し、地下2メートルまで穴を掘り、土壌分析を行うための機構を備える。名称は、...
ローム【loam】
1 土性の区分の一。砂・シルト・粘土がほぼ等分の土壌。 2 火山噴出物が風化してできた赤褐色の土。関東ロームが代表。土性区分上はクレー(粘土)のことが多い。 [補説]「壚坶」とも書く。