つちみかど‐どの【土御門殿】
京都土御門大路の南、京極の西にあった藤原道長の邸。しばしば里内裏となった。上東門第。京極殿(きょうごくどの)。御堂殿(みどうどの)。 ⇒土御門内裏(つちみかどだいり)
つち‐むろ【土室】
土で周囲を塗り固めてつくったむろ。また、地中を掘ってつくった穴倉。土屋。
つち‐もん【土門】
左右が築地(ついじ)で屋根のない門。土構え門。
つち‐や【土屋】
1 「土室(つちむろ)」に同じ。 2 土・砂などを売る店。また、その人。〈和英語林集成〉 3 「土屋倉」の略。「当社の—を造進したりけり」〈著聞集・一〉
つちや【土屋】
姓氏の一。 [補説]「土屋」姓の人物土屋隆夫(つちやたかお)土屋温直(つちやはるなお)土屋文明(つちやぶんめい)土屋安親(つちややすちか)
つちや‐ぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰(しっくい)で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋(ひはだや)のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
つちやま【土山】
滋賀県南東部、甲賀(こうか)市の地名。鈴鹿峠をひかえる東海道の宿場町として発達。→間(あい)の土山
つちゆ‐おんせん【土湯温泉】
福島市南西部の温泉。吾妻連峰の吾妻小富士東麓にある。泉質は単純温泉・炭酸水素塩泉・硫黄泉。
つち‐よし【土吉】
「吉」の俗字である「𠮷」のこと。「吉」と区別するときの呼び方。→さむらいよし
つち‐よせ【土寄せ】
[名](スル)生育中の畑作物の根元に土を寄せかけること。作物の倒伏や根の動揺を防ぎ、また除草のために行う。「ネギに—する」