いずも‐ぶし【出雲節】
江戸末期、出雲国安来(やすぎ)で発生した民謡。海路、日本海沿岸および九州地方にまで伝わった。博多節・安来節などの源流とされる。
いずも‐やき【出雲焼】
出雲地方で生産される陶器。楽山(らくざん)焼・布志名(ふじな)焼など。
いせ‐おんど【伊勢音頭】
伊勢地方の木遣(きや)り歌から発生した民謡。土搗(どづ)き歌・祝儀歌・道中歌・踊り歌などの総称。近世の伊勢参宮の流行とともに全国に広まった。川崎音頭。 享保年間(1716〜1736)、伊勢の...
いせ‐かぐら【伊勢神楽】
神楽の一。伊勢外宮(げくう)各社で行われた神楽が広まったもので、中部地方・東北地方などに分布。湯をふりかけて清める湯立てを行うのが特徴。霜月神楽。伊勢流神楽。
いせ‐ごい【伊勢鯉】
1 関西地方で、ボラのこと。 2 メナダの別名。 3 ハイレンの別名。
いせさき‐おり【伊勢崎織】
伊勢崎地方から産出する太織り・紬(つむぎ)・縞物などの絹織物の総称。
いせさき‐めいせん【伊勢崎銘仙】
伊勢崎地方から産出する銘仙。絣(かすり)模様の実用品が多い。
いせ‐じ【伊勢路】
脇街道の一。中古では東海道鈴鹿、近世では東海道追分から伊勢神宮に至る。 伊勢地方。「—の旅」
いせ‐びくに【伊勢比丘尼】
元禄年間(1688〜1703)から、伊勢寺の勧進と称して、尼姿で諸地方をめぐっていた遊女。
いせ‐へいし【伊勢平氏】
桓武平氏の諸流のうち平維衡(たいらのこれひら)の子孫をいう。伊勢・伊賀地方を根拠地とした。5代忠盛以後、中央政界に進出し、その子の清盛が武家としてはじめて政権を樹立した。