む‐さんあくしゅ【無三悪趣】
仏語。極楽浄土に地獄・餓鬼・畜生の三つの悪道がないこと。阿弥陀仏の四十八願の第一。→三悪趣
めい‐ど【冥土/冥途】
仏語。死者の霊魂の行く世界。あの世。地獄・餓鬼・畜生の三悪道をいう。冥界。黄泉。よみじ。 [補説]書名別項。→冥途
冥土(めいど)にも知(し)る人(ひと)
どんな所へ行っても、知り合いに会うものだということ。また、どんな所でも知り合いはできるものだということ。地獄にも知る人。
めい‐ふ【冥府】
死後の世界。冥土。特に、地獄。閻魔(えんま)の庁。 [補説]書名別項。→冥府
め‐ず【馬頭】
頭が馬で首から下が人間の姿をした地獄の獄卒。馬頭羅刹(めずらせつ)。「牛頭(ごず)—」
めっき‐しゃっき【滅鬼積鬼】
1 地獄の獄卒である阿防(あぼう)のこと。牛頭(ごず)。 2 厳しく責め問うこと。呵責(かしゃく)。「内証で後家御の言ひ付けぢゃによって—するが何ぢゃ」〈浄・歌祭文〉
めん‐よう【面妖】
《「めいよ(名誉)」の変化した「めいよう」がさらに変化したもの。「面妖」は当て字》 [名・形動]不思議なこと。あやしいこと。また、そのさま。「—なこともあるものだ」
[副]どういうわけか。「...
もう‐か【猛火】
激しく燃える火。すさまじい火炎。みょうか。「—に包まれる」「地獄の—」
もさ
《言葉の終わりに「もさ」と付けるところから》関東人をあざけっていう語。転じて、いなかもの。「やい—め、この女郎こっちへもらふ」〈浄・油地獄〉
もっ‐きゃく【没却】
なくすこと。損失。ぼっきゃく。「親方の—あり、わが身上の滅却あり」〈浄・油地獄〉