いし‐じぞう【石地蔵】
1 石に刻んだ地蔵菩薩(ぼさつ)像。地蔵菩薩の石像。 2 無口な人、色恋に反応を示さない人のたとえ。
内弁慶(うちべんけい)の外地蔵(そとじぞう)
家の中ではいばりちらすが、外では気が小さくおとなしいこと。また、そのさまや、そういう人。
えんめい‐じぞう【延命地蔵】
延命・利生(りしょう)を誓願する地蔵尊。新しく生まれた子を守り、その寿命を延ばすという。後世は、短命・若死にを免れるため信仰された。
かさ‐じぞう【笠地蔵】
昔話の一。年の暮れに心やさしい老爺(ろうや)が雪をかぶった六地蔵に笠をかぶせてやると、夜中に六地蔵が米や金をお礼に持って来るという話。
こやす‐じぞう【子安地蔵】
妊婦の安産を守護するという地蔵尊。
しばられ‐じぞう【縛られ地蔵】
願をかける際に縄で縛り、成就したのちにほどく地蔵。縛り地蔵。
しばり‐じぞう【縛り地蔵】
⇒縛られ地蔵
しょうぐん‐じぞう【勝軍地蔵】
地蔵菩薩の一。これに念ずれば、戦いに勝ち、宿業・飢饉(ききん)などを免れるといわれ、鎌倉時代以降に武家に信仰された。甲冑(かっちゅう)を身につけ、武器を持った姿で表す。
地獄(じごく)の地蔵(じぞう)
「地獄で仏に会ったよう」に同じ。
じぞう【地蔵】
「地蔵菩薩(ぼさつ)」の略。