どく‐じん【土公神】
陰陽道(おんようどう)で土をつかさどる神。春は竈(かまど)、夏は門、秋は井戸、冬は庭にあって、その季節にその場所を動かせばたたりがあるとされる。つちのかみ。つちぎみ。どくう。どこう。どこうじん。
どくせん‐じょう【独擅場】
その人だけが思うままに振る舞うことができる場所・場面。ひとり舞台。 [補説]「擅」を「壇」と誤り、「ひとり舞台」の意から「独壇場(どくだんじょう)」というようになった。
ど・ける【退ける】
[動カ下一][文]ど・く[カ下二]場所をあけるために、そこにあったものを他の場所へ移す。のける。どかす。「故障車を—・ける」
ど‐こ【何処/何所】
[代]《「いづこ」の音変化「いどこ」がさらに変化した語》不定称の指示代名詞。はっきりと指示できない場所や状況などをさす。 1 どの場所。どの部分。どんなところ。「—へ行こうか」「—が悪かったのか...
どこ‐か【何処か】
[連語]《「か」は副助詞》(副詞的にも用いる) 1 はっきりと指示できない場所を示す。「—で聞いた文句だ」「—遠くへ行きたい」 2 はっきりとは示せないが、そのようであるという気持ちを表す。何と...
どこ‐そこ【何処其処】
[代]不定称の指示代名詞。ある場所を漠然とさし示していう。これこれの所。「—のだれだれ、と名のってください」
どこ‐ぞ【何処ぞ】
[連語]どことはっきり指定できない場所をさす語。どこか。「—おけがなさいませんでしたか」「—近くへ出かけました」
どこと‐なく【何処と無く】
[副] 1 どことはっきり言えないが、なんとなく。「—似ている」 2 どこと定まった場所もなく。「—地にはふ蔦のあはれなり/越水」〈曠野〉
どことも‐なく【何処とも無く】
[副]場所がはっきり定まらないさま。「—現れ、—立ち去る」
どこも‐かしこも【何処も彼処も】
[連語]どの場所と限らず、全体にわたっているようすを表す。どこもかも。「—桜が満開だ」「—傷だらけだ」