きく‐とうだい【菊灯台】
台座が菊の花の形をした灯明台(とうみょうだい)。朱塗り・黒塗り・白木(しらき)などがある。
き‐しょく【基色】
1 油絵などでカンバスに地塗りとして用いる色。白または黄などを用いる。 2 絵のモチーフとなる色。
き‐じ【木地】
1 年輪や木材繊維の粗密などによる、木材の地質。木理(もくり)。木目(もくめ)。 2 漆などの塗料を塗る前の、白木のままの木材・指物(さしもの)・器物。 3 ろくろ挽(び)き、木彫りなどの細工を...
きじろ‐ぬり【木地蝋塗(り)】
漆芸の技法の一。透き漆を塗って素材の木目(もくめ)を生かす塗り方。
き‐ずり【木摺り】
塗り壁の下地用に、幅3センチ程度の板を少しずつ間隔をあけて取り付けたもの。
きたい【腊】
魚や鳥などをまる干しにしたもの。「我が目らに塩塗り給ひ—賞(はや)すも」〈万・三八八六〉
きのくに‐ごき【紀国御器/紀国五器】
紀伊国産の朱漆塗りの食器。「羹箸(かんばし)、塗箸、—、なべぶたまで、さらりと新しくしかへて」〈浮・胸算用・一〉
きめ‐こみ【木目込み/極め込み】
1 押絵の一。和紙をはり重ねて厚くつくった紙に、綿を入れないで平らに切れ地をはりつけたもの。 2 俳優の化粧法の一。鼻をくっきりと高く見せるために、鼻すじに白粉(おしろい)を濃く塗り、左右を薄く...
きゅうぼく‐ふんしょう【朽木糞牆】
《「論語」公冶長「朽木は雕(え)るべからず、糞土の牆(しょう)は杇(ぬ)るべからず」から》朽ちた木は彫刻できず、腐った壁は塗りかえができない。精神のくさった人間は教育のしようがないことにいう。朽...
きょう‐づくえ【経机】
読経の際、経典をのせる黒または朱の漆塗りの机。