すい‐くどせき【水苦土石】
炭酸マグネシウムを主成分とする含水鉱物。単斜晶系。白色または無色。超塩基性岩中に岩脈を成すほか、玄武岩中の洞窟において堆積岩や着生物として産する。ハイドロマグネサイト。
すいさんかぶつ‐イオン【水酸化物イオン】
水酸基のイオン。一価の陰イオンであり、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの水溶液などに生成し、塩基性を示す。化学式OH− 水酸イオン。
せんしょく‐し【染色糸】
細胞の静止核内にあって、塩基性色素に染まる糸状構造のもの。主成分はDNAとたんぱく質。細胞分裂の際の染色体の骨組みをつくる。
せんしょく‐しつ【染色質】
細胞の核に含まれている好塩基性物質。クロマチン。
せんしょく‐たい【染色体】
細胞核の有糸分裂のときに現れる棒状の小体。塩基性色素に染まりやすい。染色質が染色糸となり、さらに螺旋(らせん)状に縮まって短く太くなったもの。数・形は生物の種ごとで定まっていて、遺伝や性の決定に...
チモール‐ブルー【thymol blue】
酸塩基指示薬の一。二段階変色を呈し、水素イオン指数ph1.2以下で赤、ph2.8から8.0で黄色、9.6以上で青になる。水に溶けにくく、エタノール、塩基性溶液に可溶。チモールスルホンフタレイン。
ちゅうせい‐がん【中性岩】
火成岩のうち、二酸化珪素(けいそ)の含有量が酸性岩と塩基性岩との中間で、52〜66パーセントのもの。閃緑(せんりょく)岩・安山岩など。
ちょう‐えんきせいがん【超塩基性岩】
火成岩のうち、二酸化珪素(けいそ)の含有量が塩基性岩より少なく、45パーセント以下の岩石。橄欖(かんらん)岩など。
てつ‐ばいせんざい【鉄媒染剤】
鉄塩からなる塩基性媒染剤。羊毛には緑礬(りょくばん)、絹には硝酸鉄・木酢酸鉄などを用いる。
はくりゅう‐せき【白榴石】
カリウム・アルミニウムの珪酸塩(けいさんえん)鉱物。ガラス光沢のある白・灰色の24面体の結晶。正方晶系。カリウムに富む塩基性火山岩中に含まれる。