アクリジン【acridine】
弱塩基性有機化合物の一。淡黄色の無色針状結晶。アクリジン染料・殺菌剤・医薬品などの原料。
アジノール【adinole】
泥質の岩石が塩基性の岩脈による変成作用を受けてできた淡緑色・半透明の岩石。
アセチルコリン【acetylcholine】
動植物に広くみられる塩基性物質。特に、運動神経や副交感神経で刺激を伝達する物質として重要。体内ではコリンから生合成される。
アルカリ【alkali】
《もとアラビア語で、海の草の灰の意》水に溶けて塩基性を示す物質の総称。ふつう、アルカリ金属・アルカリ土類金属の水酸化物をいう。
アルカリ‐せい【アルカリ性】
物質が水溶液中で塩基性を示すこと。赤色リトマスを青く変え、フェノールフタレインを赤くし、酸を中和する。⇔酸性。
アルカリせい‐ひりょう【アルカリ性肥料】
⇒塩基性肥料
アルカロイド【alkaloid】
植物体に存在する、窒素を含む特殊な塩基性成分の総称。一般に、少量で動物に対して強い生理作用をもつ。ニコチン・モルヒネ・コカイン・アコニチン・キニーネなど。植物塩基。
アルギニン【(ドイツ)Arginin】
塩基性アミノ酸の一。たんぱく質、特に魚類の精核を構成するプロタミンに多く含まれ、生合成される。オルニチン回路の重要な一員で、酵素アルギナーゼの作用によってオルニチンと尿素とに分解される。
いわ‐ぐんじょう【岩群青】
青色の岩絵の具の一。塩基性炭酸銅が主成分。藍銅鉱から製する。
いわ‐ろくしょう【岩緑青】
日本画で使われる緑色の顔料。岩絵の具の一。孔雀石(くじゃくいし)から製し、成分は塩基性炭酸銅。