にち‐ぼく【日墨】
日本とメキシコ。「—協力」
はい‐ずみ【掃墨】
《「はきずみ」の音変化。後世、「灰墨」とも当てて書く》ごま油・菜種油などの油煙。また、それににかわをまぜてつくった墨。塗料・まゆ墨・薬用などにも用いた。油煙墨。
はく‐ぼく【白墨】
白亜や焼き石膏(せっこう)の粉末を水で練って棒状に固めたもの。白色であるが、顔料を加えた赤・黄色などもある。黒板などに書くのに使用。チョーク。
はつ‐ぼく【溌墨】
水墨画の技法の一。画面に墨をそそいで一気に着衣の人物像や山・石・樹木などの形を描くと同時に、その濃淡で立体感を表すもの。中国盛唐後期に始まる。→破墨(はぼく)
はつ‐ぼく【発墨】
硯(すずり)ですったときの、墨汁の濃淡や光沢のぐあい。墨のすれぐあい。
は‐ぼく【破墨】
水墨画の技法の一。淡墨で描いた上に、さらに濃墨で手を入れて立体感や全体の趣などを表すこと。中国、盛唐前期に始まる。→溌墨(はつぼく)
ひき‐ずみ【引(き)墨】
1 書状の封じ目に墨を引くこと。「〆」を書くこと。また、その墨。 2 まゆをそったあとに墨を引くこと。また、その墨。
ひつ‐ぼく【筆墨】
筆と墨。また、筆と墨で書きしるすこと。また、そのもの。
ぶん‐ぼく【文墨】
詩文を作ったり、書画をかいたりすること。学問・芸術に関する方面のこと。文筆。
ほう‐ぼく【芳墨】
1 よいかおりの墨。 2 他人を敬って、その書状・筆跡をいう語。