なつ‐とうだい【夏灯台】
トウダイグサ科の多年草。山地などに生え、高さ約30センチ。茎は紅色を帯び、切ると白い汁が出る。葉は先の丸い披針(ひしん)形で、互生するが、茎頂では5枚の葉を輪生する。6〜7月、暗赤色の花が咲く。...
なつ‐どなり【夏隣】
夏に近い晩春のころ。《季 春》
なつどまり‐はんとう【夏泊半島】
青森県中央部、陸奥湾のほぼ中央に突出した半島。青森湾と野辺地湾を分ける。北部の椿山(つばきやま)はツバキの自生北限地帯で国の天然記念物。東部の浅所(あさどころ)海岸はハクチョウの飛来地として特別...
なつ‐どり【夏鳥】
ある地域に春から夏に渡来して繁殖し、秋に南方へ渡る鳥。日本ではツバメ・カッコウ・ヨタカ・サンコウチョウなど。→冬鳥
なつ‐なか【夏中】
夏の最中。夏の盛り。「—に秋を知らするもみぢ葉は色ばかりこそ変はらざりけれ」〈貫之集〉
なつ‐なり【夏成り】
1 果実・野菜などが夏に成熟すること。また、そのもの。 2 江戸時代、関東で夏に納めた畑年貢のこと。中世にも麦作などを対象とする公事があった。
なつ‐ねぶつ【夏念仏】
夏の土用に念仏を唱えて修行すること。なつねんぶつ。《季 夏》「手まはしに朝の間涼し—/野坡」
なつ‐の【夏野】
夏草の茂る野原。夏野原。《季 夏》「馬ぼくぼく我を絵に見る—哉/芭蕉」
なつのあさのせいそうけん【夏の朝の成層圏】
池沢夏樹の長編小説。昭和59年(1984)発表の処女作。漁船から転落して無人島に漂着した地方記者の青年の姿を通じ、脱文明と自然生活への憧れを描く。
なつのあらし【夏の嵐】
《(イタリア)Senso》イタリアの映画。1954年作。監督はビスコンティ。イタリア統一戦争の時代を背景に、ベネチアの公爵夫人とオーストリア軍の青年将校の悲恋を描く。