な‐ごし【夏越し/名越し】
「夏越しの祓(はらえ)」の略。
なごし‐の‐せっく【夏越しの節供】
陰暦6月晦日(みそか)の行事。海や川で身を清めたり、牛・馬を水辺で遊ばせたりする。
なごし‐の‐つき【夏越しの月】
夏越しの祓(はらえ)の行われる月。陰暦6月。「今日よりは—になりぬとて荒ぶる神にもの馴(な)るな人」〈曽丹集〉
なごし‐の‐はらえ【夏越しの祓】
陰暦6月晦日(みそか)に、罪やけがれを除き去るため宮中および諸社で行われる祓の行事。茅(ち)の輪をくぐったり、人形(ひとがた)を作って身体をなでて清め、それを水に流したりした。輪越しの祭り。みな...
なごし‐の‐みそぎ【夏越しの禊】
「夏越の祓(はらえ)」に同じ。
なつ【夏】
四季の第二。春と秋の間で、日本では6・7・8月をいう。暦の上では立夏から立秋の前日まで(陰暦の4月から6月まで)をいい、天文学では夏至から秋分までをいう。一年中で最も高温・多湿で、日中が長い。《...
なつ【夏】
中村真一郎の連作長編小説「四季」の第2作。昭和53年(1978)刊。同年、第14回谷崎潤一郎賞受賞。 《原題、(イタリア)L'Estate》アルチンボルドの絵画。板に油彩。縦67センチ、横5...
なつ‐あかね【夏茜】
赤トンボの一種。アキアカネに似て、夏季は頭・胸部が褐色、腹部が橙色であるが、秋になると、特に雄は鮮紅色になる。6月末から10月ごろまでみられる。《季 夏》「電線はくらきを走り—/竜太」
夏(なつ)歌(うた)う者(もの)は冬(ふゆ)泣(な)く
働ける夏に働かないで歌い暮らす者は、冬になって寒さと飢えに泣く。
なつ‐うめ【夏梅】
マタタビの別名。