がんくび‐そう【雁首草】
キク科の多年草。山野に生え、高さ30〜60センチ。葉は卵状楕円形。秋、黄色の頭状花を横または下向きにつけ、キセルの雁首に似る。
がん‐ぴ【岩菲】
ナデシコ科の多年草。高さ30〜60センチ。葉は長卵形で厚く、対生。初夏、黄赤色の5弁花を開く。白い花のものもある。中国の原産。岩菲仙翁(がんぴせんのう)。《季 夏》「蜘蛛の糸—の花をしぼりたる/虚子」
ガーベラ【(ラテン)Gerbera】
キク科の多年草。葉は根際から放射状に出る。5月ごろ、高さ10〜50センチの花茎を伸ばし、赤・白・桃・黄色などの頭状花をつける。南アフリカの原産で、明治末年に渡来。名はドイツの博物学者ゲルバー(T...
き‐おん【黄苑】
キク科の多年草。深山に生える。高さ60〜90センチ。葉は披針形で縁にぎざぎざがあり、互生。夏、多数の黄色い花を散房状につける。ひごおみなえし。
き‐からすうり【黄烏瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の多年草。山野に自生し、巻きひげで他に絡む。葉は心臓形で浅い切れ込みがある。雌雄異株。夏、白い花が咲く。果実は黄色く熟す。漢方で塊根を栝楼根(かろうこん)といい薬用。また...
き‐きょう【桔梗】
1 キキョウ科の多年草。日当たりのよい山野に生え、高さ約1メートル。葉は長卵形で、裏面がやや白い。8、9月ごろ青紫色の釣鐘形の花が咲く。つぼみのときは風船状をなし、花びらの先が5裂して開く。園芸...
きく【菊】
1 ㋐キク科の多年草。日本の代表的な花の一。主に秋に咲き、花の色・形などにより、非常に多くの品種があり、大きさにより大菊・中菊・小菊と大別される。古く中国から渡来したとされ、江戸時代には改良が進...
きく‐あざみ【菊薊】
キク科の多年草。日当たりのよい山地の草原に生え、高さ約90センチ。葉は広卵形で切れ込みがあり、菊の葉に似る。秋、多数の紅紫色の頭状花を散房状につける。
きく‐いも【菊芋】
キク科の多年草。高さ1.5〜3メートル。茎・葉に粗い毛がある。葉は長楕円形。秋、黄色の大きな頭状花を開く。地下茎は塊状でイヌリンを含み、食用、またはアルコール・果糖の原料にする。北アメリカの原産...
きく‐からくさ【菊唐草】
1 オオバコ科の多年草。山地に生え、茎は地をはう。葉は羽状に深く裂けていて、唐草文様を思わせる。夏、白い小花をつける。近畿・四国に分布。ほろぎく。きくがらくさ。 2 唐草文様に菊の花をあしらった模様。