ぼんてん‐か【梵天花】
アオイ科の多年草。低木状で、高さ約1メートル。全体が星状の毛に覆われる。葉は手のひら状に深く裂けていて、淡黄緑色の斑がある。秋、紅色の5弁花を開く。九州南部・沖縄などに分布。
ポーチュラカ【(ラテン)Portulaca】
スベリヒユ科スベリヒユ属の多年草。中南米原産。高さ約10センチで、クッション状になる。花は5弁で、赤・橙(だいだい)・黄・桃・白色など多彩。
まいづる‐そう【舞鶴草】
キジカクシ科の多年草。高山の針葉樹林下に群生し、高さ10〜25センチ。地表近くを横に伸びる地下茎から茎が出て、上方に2、3枚の心臓形の葉を互生する。5、6月ごろ、白い小花を総状につける。実は丸く...
まお‐らん【真麻蘭】
ススキノキ科の常緑多年草。高さ約1.5メートル。長い剣状の葉が根際から出て、夏、花茎を伸ばして暗黄赤色の花を多数つける。ニュージーランドの原産で、葉から繊維をとる。ニュージーランドあさ。ニュー西...
ま‐こも【真菰/真薦】
イネ科の多年草。沼地に群生し、高さ約2メートル。葉は長くて幅広い。初秋、上方に雌花穂、下方に雄花穂を円錐状につける。茎・葉でござを編み、種子と若芽は食用。また黒穂菌(くろぼきん)がついて竹の子状...
ます‐くさ【升草】
1 カヤツリグサ科の多年草。草地や路傍などに生え、高さ30〜70センチ。初夏、緑色の小穂を5〜8個つける。ますくさすげ。 2 カヤツリグサの別名。
まつかぜ‐そう【松風草】
ミカン科の多年草。山地に生え、高さ約60センチ。葉は倒卵形の小葉からなる羽状複葉で、匂いがある。秋、白い小花を円錐状につける。
まつば‐ぎく【松葉菊】
ハマミズナ科の常緑多年草。茎は地をはい、枝分かれし、針状の多肉質の葉を対生する。夏に紅紫色の菊に似た花が咲き、花びらは細くて光沢がある。南アフリカの原産。花壇などに植える。サボテンぎく。《季 夏》
まつば‐らん【松葉蘭】
マツバラン科の常緑多年生のシダ。暖地の樹上・岩上などに着生。高さ10〜30センチ。茎は三角柱で、上部で枝分かれを繰り返し、ほうき状になる。葉は鱗片(りんぺん)状。枝の上に球形の胞子嚢(ほうしのう...
まつむし‐そう【松虫草/山蘿蔔】
スイカズラ科の多年草。高原の草地に生え、高さ60〜90センチ。羽状に裂けている葉が対生する。8〜10月、紫色の頭状花を開く。周囲の小花は唇状に5裂し、中央のものは筒状。《季 秋》「—霧(き)らひ...