新(あら)たなる月(つき)
《白居易の詩句「三五夜中新月色」の「新月」の訓読から》鮮やかな光を放つ月。特に、中秋の名月。「今宵(こよひ)の—の色には、げになほ我が世のほかまでこそ、よろづ思ひ流さるれ」〈源・鈴虫〉
うし‐みつ【丑三つ】
丑の刻を四つに分けた第3にあたる時。今の午前2時から2時半ごろ。一説に、午前3時から3時半ごろ。また転じて、真夜中。深夜。「草木も眠る—時」
おお‐つぼ【大壺】
1 大きな壺。 2 溲瓶(しびん)や、おまるのこと。「夜中、暁、—参らせなどし候ひし」〈宇治拾遺・五〉
お‐かまい【御構い】
1 (あとに打消しの語を伴う)「かまうこと」の尊敬語・美化語。 ㋐心にかけ、もてなすこと。おもてなし。お世話。「なんの—もできませんで」「どうぞもうこれ以上は—なく」 ㋑気にすること。頓着(とん...
かき‐やぶ・る【掻き破る】
[動ラ五(四)]つめや刃物などでひっかいて裂く。また、ひっかいて傷つける。「夜中には物置の戸を爪で—・って外へ出ようとした」〈漱石・硝子戸の中〉
かご‐やろ【駕籠遣ろ】
[連語]駕籠かきが客に「駕籠をやろ」と呼びかける声。また、転じて、駕籠かき。「天下は夜中八つ過ぎ、廓(くるわ)は恋の昼中や、—ばかりぞ寝声なり」〈浄・淀鯉〉
かさ‐じぞう【笠地蔵】
昔話の一。年の暮れに心やさしい老爺(ろうや)が雪をかぶった六地蔵に笠をかぶせてやると、夜中に六地蔵が米や金をお礼に持って来るという話。
気(き)が尽(つ)・きる
1 気がめいる。退屈する。「小夜中のおしらべごと、嘸(さぞ)かしお—・きるであろ」〈逍遥・桐一葉〉 2 気力がなくなる。「これ程—・きては、頓(やが)て死ぬるに間はない」〈浮・織留・一〉
きくがわ【菊川】
静岡県南西部にある市。牧ノ原台地の西方、菊川流域にあり、製茶業が盛ん。平成17年(2005)1月に菊川町、小笠(おがさ)町が合併して成立。人口4.7万(2010)。
静岡県島田市の地名。小夜...
き‐たく【帰宅】
[名](スル)自分の家に帰ること。「夜中に—する」