どなり‐つ・ける【怒鳴り付ける】
[動カ下一]相手に向かって激しくどなる。大声でしかる。「いたずら小僧を—・ける」
どや・く
[動カ四]《「どやぐ」とも》大声で騒ぐ。わめく。「それそれ持仏堂の脇にもたし掛けて置きましたと—・きける」〈浮・五人女・一〉
どよみ【響み】
《古くは「とよみ」》 1 大きな音が鳴りひびくこと。大声で騒ぐこと。また、その音や声。どよめき。「遠くでする市街(まち)の—を…聞きながら」〈近松秋江・疑惑〉 2 ゆれうごくこと。動揺。「汽車の...
どよ・む【響む】
[動マ五(四)]《平安末期ころまで「とよむ」》 1 音が鳴りひびく。ひびきわたる。「砲声が—・む」 2 多くの人が大声をあげて騒ぐ。「上下の人—・みて泣き合ひけるを」〈宇治拾遺・九〉 3 ずきず...
どら‐ごえ【どら声】
太くて濁った声。濁った大声。「—を張り上げる」
なき‐おとこ【泣(き)男】
葬式の際に雇われて大声で泣く役目の男。
なき‐おんな【泣(き)女】
葬式の際に雇われて大声で泣く役目の女。日本のほか、朝鮮・中国にもある。なきめ。
なき‐とよ・む【泣き響む/鳴き響む】
《「なきどよむ」とも》 [動マ四] 1 (泣き響む)人があたりにひびくように大声で泣く。泣き叫ぶ。「上下ゆすり満ちて—・むに」〈源・若菜上〉 2 (鳴き響む)鳥・動物などが、あたりにひびきわた...
な・く【泣く/鳴く/啼く】
[動カ五(四)] 1 (泣く) ㋐悲しみ・苦しみ・喜びや痛さなどをおさえることができず、声をあげたり、涙を出したりする。「うれし泣きに—・く」「大声をあげて—・く」「話に感動して—・く」 ㋑身に...
名乗(なの)りを上(あ)・げる
1 武士が戦場で戦う前に自分の名を大声で告げる。また、一般に自分の名を告げる。「当選者が—・げる」 2 競争に加わることをはっきり示す。立候補する。「開催地として—・げる」