あま‐ひめぎみ【尼姫君】
浜松中納言物語の登場人物。左大将の長女で、中納言と結婚し、女児を産む。のち、夫が唐へ渡っているうちに出家して尼となる。
あま‐みだいどころ【尼御台所】
大臣・大将・将軍の妻で、出家した人。
あれねずみ【荒れ鼠】
地歌。作物(さくもの)。作者未詳。宝暦年間(1751〜1764)に成立。鼠の大将が家来に指図していると、猫が登場して大騒ぎになるという筋。
いくさ‐だいしょう【軍大将】
総大将から一時的に命令権を委任され、合戦の指揮をとる武将。
いけ‐ど・る【生け捕る】
[動ラ五(四)]人や動物などを生きたままで捕らえる。捕虜にする。とりこにする。「敵の大将を—・る」
いだ‐てん【韋駄天】
《(梵)Skandaの音写。塞建陀・建陀の「建」を「韋」に誤ったものか》増長天の八大将軍の一。仏法の守護神。もとバラモン教の神で、シバまたはアグニ神の子。俗説に、仏舎利(ぶっしゃり)を盗んだ捷疾...
いっけん‐じょう【一見状】
中世の文書の一形式。武士が差し出した着到状・軍忠状の奥または袖に、大将や奉行人が承認したしるしとして「一見了」などと記し、花押(かおう)を書いたもの。
いまそが・り【在そがり/坐そがり】
[動ラ変]《「いまそかり」とも》「いますがり」に同じ。「右大将に—・りける藤原の常行と申す—・りて」〈伊勢・七七〉
いり‐たち【入り立ち】
1 ある場所に親しく出入りすること。「大将の君はいと、さしも—などし給はぬほどにて」〈源・蜻蛉〉 2 宮中の台盤所(だいばんどころ)に出入りを許されること。また、その人。簾中(れんちゅう)入り立...
うきふね【浮舟】
源氏物語第51巻の巻名。また、その女主人公の名。宇治の八の宮の娘。薫(かおる)大将・匂宮(におうみや)の二人との愛に苦しみ、宇治川に入水するが、横川(よかわ)の僧都(そうず)に助けられて尼とな...